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Channel: 【今週末はどこに行こう?】今週末行きたい 展覧会・イベント
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今週末行ける展覧会・イベント【8/20(土)〜8/26(金)】。

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(写真は、調布市文化会館たづくりで開催中の「児玉幸子 ―― 磁性流体彫刻とメディアアートのデザイン展」の展示のようす。まるで生き物のように動き回る磁性流体の動きや形がとても面白い展覧会でした。
感想: 児玉幸子 ―― 磁性流体彫刻とメディアアートのデザイン展 (Artue)

 

「今週末はどこへ行こうかな?」


2016年8月20日(土), 21日(日)の週末を中心に、今週行ける展覧会・イベントを NAVERまとめ にまとめました。

こちらのブログではリンクと気になるトピックをご紹介するので、気になるものがあればぜひリンク先をご覧下さい。

 

○ 今週末行ける展覧会・イベント(1)【8/20(土)〜8/26(金)】(都内)。

http://matome.naver.jp/odai/2143575041469279701 

 

(土日祝日しか開館しない”国立奥多摩美術館”の今年の展示、「国立奥多摩映画館」
吉増剛造さんをはじめ、「サウダージ」の空族、「リンダリンダリンダ」の山下敦弘監督、「監督失格」の平野勝之監督、「シェル・コレクター」の坪田義史監督さんらも参加されるそうです。)

※今週のトピック※

・今週から「国立奥多摩映画館」がはじまります。土日祝日だけひらかれる「国立奥多摩美術館」第3回目の展覧会。今年は小鷹拓郎さん・山本篤さん・和田昌宏さんの3人の作品を軸とした映画館になるそうです。今年のチケットは"鉄製"だとか…?!


・スパイラルでは次世代のアーティストを紹介するテレビ番組『ブレイク前夜~次世代の芸術家たち~』に出演したアーティストたちを紹介する展覧会「ブレイク前夜 展」がはじまります。

・今週末までですが、照明をあつかう2つの展覧会、「○△□のOLED」+「人間の照明」を追記しました。

・瀬戸内国際芸術祭でも作品制作中の会田誠さんの個展「はかないことを夢もうではないか、そうして、事物のうつくしい愚かしさについて思いめぐらそうではないか。」は今週で終了です。

・原美術館の「みんな、うちのコレクションです」、国立新美術館の「ルノワール展」も今週で終了です。 

※今週で終了の展覧会一覧※  

■「○△□のOLED」+「人間の照明」@LIGHTDESIGN Studio・巷房(銀座)
■会田誠展「はかないことを夢もうではないか、そうして、事物のうつくしい愚かしさについて思いめぐらそうではないか。」@ミヅマアートギャラリー(市ヶ谷)
■石内都展『Frida is』 @資生堂ギャラリー(銀座)
■江戸絵画への視線 ―岩佐又兵衛から江戸琳派へ― @山種美術館
■「Advanced Design Studies, The University of Tokyo. 新しい建築教育の現場」@LIXIL GALLERY(京橋)
■みんな、うちのコレクションです @原美術館(品川)
■平面を超える絵画:インスタレーションと日本画的感性 @武蔵野美術大学美術館(鷹の台)
■オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展 @国立新美術館(六本木)


※開催中の展覧会の感想※

・ジブリの大博覧会 - ナウシカから最新作『レッドタートル』まで - @東京シティビュー(六本木)(Artue)

・土木展 @21_21 DESIGN SIGHT(六本木)(Artue)

・しりあがり寿の現代美術 回・転・展 @練馬区立美術館(中村橋)(Artue)

・「オープン・スペース 2016 メディア・コンシャス」 展 @ICC(新宿) (Artue)

・児玉幸子 ―― 磁性流体彫刻とメディアアートのデザイン展 (Artue)

(・ 五感で花と映像の世界を楽しむ ー「FLOWERS BY NAKED」 に行ってきました。(※前回の日本橋展の感想です))



 

○ 今週末行ける展覧会・イベント(2)【8/20(土)〜8/26(金)】(東京以外の関東)。

http://matome.naver.jp/odai/2143575239370754701

 

(横須賀美術館で開催中の「自然と美術の標本展 「モノ」を「みる」からはじまる冒険」。美術館と博物館という境界を越えた展覧会です。)

※今週のトピック※

・横須賀美術館で開催中の「自然と美術の標本展 「モノ」を「みる」からはじまる冒険」は今週末で終了です。目の前に海が広がる美術館で、さまざまな”自然”のアートに触れてみるのはいかがでしょうか?

・横浜で開催中の岩合光昭写真展「ふるさとのねこ」ミッフィー展も今週で終了です。

※今週で終了の展覧会一覧※  

■岩合光昭写真展「ふるさとのねこ」 @そごう横浜店(横浜)
■誕生60周年記念 ミッフィー展 @横浜赤レンガ倉庫1号館(みなとみらい)
■自然と美術の標本展 「モノ」を「みる」からはじまる冒険 @横須賀美術館
■奇譚クラブ 10周年展 @浦和パルコ

※開催中の展覧会の感想※

メアリー・カサット展 @横浜美術館 ・深堀隆介作品展「キンギョ・イン・ザ・スカイ」(Artue)
    

***今週も素敵な週末がすごせますように♪***

 


あいちトリエンナーレ2016に行ってきました 〜豊橋編〜

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  瀬戸内、茨城(県北)、さいたま など… 今年は全国で芸術祭が目白押しですね。瀬戸内に引き続き 2016年8月11日から愛知県ではじまった「あいちトリエンナーレ 2016」に行ってきました!       ①名古屋 ②岡崎 ③豊橋 の3つの都市を会場として開催される「あいちトリエンナーレ 2016」。 わたしは1泊2日で豊橋→名古屋を巡りました。会場は比較的密集していますが、名古屋だけでも2日必要だった…!(*_*)と後悔する、なかなかのボリュームでした。   まずは、豊橋会場で面白かった作品をご紹介したいと思います。       (豊橋駅を降りるといきなりスペースシャトルが出迎えてくれてびっくりします…パチンコ屋かな…?)     ■ 見応えのある作品が集まる 豊橋駅前大通会場 開発ビル   まずは、会場の1つ PLATでパスポートを購入します。     (パスポートを購入すると「鑑賞の手引き」の小冊子とマップをいただけます!作品やアーティストの解説などが載っていて鑑賞の参考になりました。公式ガイドブック(写真左)は作品の詳細については書いてありませんが、アーティストインタビュー&街歩きのガイドが掲載されています。)       そして、作品の密集する開発ビルへ。こちらのビルには2Fから10Fまで、各フロアが作家の個展会場かのような見応えのある展示が密集しています!   まず、10Fの石田尚志さんの作品。コマ撮りで少しずつ線を書き足しながら、まるで線が生きているように動く”絵巻”のシリーズと、音楽に合わせて描く”ライヴペインティング”のをベースに、フロアの各部屋の中で映像作品がインスタレーションとして展示されています。     (昨年の横浜美術館の個展で発表された「渦巻く光」(2015)もありました。展示空間が変わると作品の見え方も大きく変わるのに驚きます!)   ムニュムニュと動き回る線が、部屋の中にまで溢れ出ていくようです。     (部屋の全体に、石田さんの作品の線が溢れていきます…)         (新作の映像作品。「回転絵巻」では、これまでとは少し違った演出もありました。なめらかな線の動きがとても心地よいです。)     そして、5Fの久門剛史さんの「PAUSE」。     身近な雑貨と音を使って、すこしだけ日常から離れた世界を見せてくれる久門さんの作品。こちらも、ワンフロア・4つの部屋を使って、様々な作品を見せてくれました。   特に、地球や月などの惑星を思わせるような 鏡と光をつかった作品と     時計を使い、静かな音と美しい光の世界を見せてくれる2作品で構成された部屋は、宇宙を想起させるような空間で、古いビルの雰囲気を驚くほど幻想的な空間に変貌させていました。         (時計から天井に反射した光が、なぜか五線譜のような模様に見えてくるのも不思議でした。日用品を使いながらも日常からは離れた空間が広がった部屋でした。)       ■ 陸上なのに水上…?建物もおもしろい 水上ビル会場   続いて駅前に建つ古いビル、地面にあるのに名前は「水上ビル」…?     こちらは、なんと、農業用水路の上に建てられているビルなのだそうです。     (水路の上に建てられた名残として、ビルの横には橋の欄干が残っています。川がないのに不思議…)   1960年代に建てられたもので、現在では”既存不適格建築物”なのだとか。   この長屋のような建物の中にいくつかの作品がありましたが、特に面白かったのがラウラ・リマの作品。なんと、ビルの中に100羽の小鳥が放たれています。     (入り口で1羽を見かけた時は「かわいい〜」とはしゃいでいましたが…)       (家のあらゆる場所に小鳥が!! アリエナイ光景に ちょっと不気味さも感じます…)   ハンガーとか荷造りテープみたいな人工物を使ってつくられた鳥の巣みたいな写真をみたことがありますが、あれが拡大して、家まるごと一棟が鳥の巣として乗っ取られたみたいで…ちょっとした恐怖も感じる作品でした。     人にとっては快適なクーラーの効いた部屋には小鳥はいなくて、暑くて狭い場所にはたくさんの小鳥がいて… ひょっとして人と鳥が”快適だな”と思う環境って少し違うのかな?なんてことも感じました。           ■ チケットセンターなどはこちらに。 穂の国とよはし芸術劇場PLAT   最後に、チケットを購入したPLATに戻ります。こちらにあるのが、大巻伸嗣さんの「重力と恩寵」。ロビーの吹き抜けに伸びる巨大なレリーフの施された灯篭のような作品です。非常に細かいレリーフの中には、人の進化やたくさんの花など…       昼間だったので、あまり影は見えませんでしたが、夜になったらまた大きく表情が変わりそうな作品です。         豊橋会場は街中の数カ所の建物に分けて作品が展示されていましたが、いずれも駅から気楽に歩いて回れる範囲で、1日で作品鑑賞と観光を併せて見て回るのにちょうど良いボリュームでした。      ちなみに、豊橋は観光も楽しかったです。こちらについては次回に書きたいと思います。 「あいちトリエンナーレ2016に行ってきました 〜豊橋・観光編〜」につづきます。     (豊橋駅にいた 豊橋のゆるキャラ「トヨッキー」。本名は「ホの国(くに)ヨシダ」?!)     ************************   ■ DATA ■   あいちトリエンナーレ 2016
虹のキャラヴァンサライ 創造する人間の旅

会期: 2016年8月11日(木・祝)~10月23日(日)[74日間]

主な会場:
愛知芸術文化センター
名古屋市美術館
名古屋市内のまちなか(長者町会場、栄会場、名古屋駅会場)
豊橋市内のまちなか(PLAT会場、水上ビル会場、豊橋駅前大通会場)
岡崎市内のまちなか(東岡崎駅会場、康生会場、六供会場)

芸術監督: 港 千尋   チケット:
普通チケット 一般 ¥1,800 大学生 ¥1,300 高校生 ¥700
フリーパス 一般 ¥3,600 大学生 ¥2,500 高校生 ¥1,200

あいちトリエンナーレ2016に行ってきました 〜豊橋・観光編〜

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■ 芸術祭といっしょに楽しみたい!豊橋観光。   あいちトリエンナーレ2016。まず豊橋会場から伺ったのですが、観光も楽しかったです!   豊橋会場がオープンするのは11時から。気合い入れてちょっと早めに来てしまったので、ぶらぶらと観光をしてみることにしました。     ■ 1000体をこえるお稲荷さんにお参り! 豊川稲荷    まず、豊橋から電車で10分ほどで豊川稲荷にいくことができました。       (日本三大稲荷のひとつ。鳥居がたっているので神社だと思っていたら、曹洞宗の寺院なんだそうです。)   豊川稲荷といえば、コチラ…!     1,000体以上のお稲荷さんの石像が安置されている「霊狐塚」。       (大きさも表情も様々なお稲荷さんが並びます。)   ”現役”で稼働しているなかでは日本最古という郵便ポストもあります。       (明治45年製だそうです。投函口が美しいですね…)   参道には年季のはいったお店もちらほら…     z     (シャッターに描かれたイラストが素敵です。)   マンホールもお稲荷さん柄。     (”ファンシー絵みやげ”っぽいキツネが可愛いです…!)      ■ 「豊橋カレーうどん」でおなかいっぱい!   さて、いきなり豊橋からはずれてしまいましたが。電車で豊橋に戻ってお昼にします。(電車は15分に1本くらい出ているので行きやすかったです。)   今回はじめて知ったのですが、「豊橋カレーうどん」なるものがあるそうで、お昼にはこちらをいただいてみました。     (駅から少し歩いて…大正3年創業という勢川本店。)   カレーの具に名産のうずらの卵を入れ、さらにカレーうどんの中にはとろろご飯が入っている(?!)というカレーうどん! カレーうどん+カレーライスが半々で楽しめるのかぁ…なんて思っていましたが… カレーうどんだけでも十分ボリュームがある中に、ご飯も入っていたのでものすごいボリュームでした!!     (予想以上に巨大な丼にたっぷりと入ったカレーうどん…! とろろとカレーが意外に合うのにはびっくり!美味しかったです。)     ■ 路面電車、水上ビル、パブリックアート、デザインマンホール…   豊橋の市街地は路面電車も走っているんですね。様々なラッピングで見ていて面白かったです。     (こちらは、パトカーラッピングの路面電車?!)   今回はいけませんでしたが、路面電車を使えば豊橋美術博物館吉田城、歴史的ある建築物である豊橋市公会堂豊橋ハリストス正教会にも気軽に足を伸ばせそうです。     芸術祭の方でも書いたとおり、高度成長期に水路の上に建てられた”水上ビル”の中には、花火専門店があったり、レトロな雰囲気の喫茶店やクラフトビールのお店が入っていたりと、建物の中のお店も楽しめそうでした。     (水路の名残、橋の欄干が残る水上ビル。)       芸術祭会場となっている開発ビルやはざまビル大場のある大通り(路面電車の通り)では、道を歩くと数10mごとに彫刻作品が展示してありました。こどもをテーマにしたユニークな作品が多く、なんだか見ていてなごみます。     (一連の彫刻は豊橋在住の彫刻家・太田昌男さんの作品。こちらは猫に”おあずけ”をしている場面のよう。)     最後に、豊橋のデザインマンホールは3種類もあるそうです。わたしは2種類しか見つけられませんでした…>_<     (「人・緑・港・街」豊橋市が世界に誇る国際貿易港「三河港」を中心に、人・緑・港・街をデザイン。)     (「つつじ・公会堂・市電」国の登録有形文化財である「豊橋市公会堂」を背景に、1925年から市電の愛称で親しまれている「路面電車」と市の花である「ツツジ」をデザイン)      あいちトリエンナーレの公式ガイドブックに書いてあったのですが、「愛知県民は、県外で出身地を尋ねられると、名古屋市民でなくとも「名古屋です」答える人が多い。が、豊橋っ子は「豊橋です」と胸をはって応える人が少なくない」のだそうです。確かに、路面電車や歴史的な建物など、独自に発展しているように感じました。     やっぱり芸術祭では作品を見るだけでなく、歩いてその街の特色をみていくのもひとつの楽しみだなぁと改めて感じました。       「あいちトリエンナーレ2016に行ってきました 〜名古屋編〜」に続きます。

今週末行ける展覧会・イベント【8/27(土)〜9/2(金)】。

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(写真は、表参道のGYREで開催中の「teamLab: Transcending Bounderies」の「境界のない群蝶」。
同展で発表された新作「Flowers on People」は人がいるところに花が咲く作品。観客の動きで風景がまったく変わる面白くて美しい作品です。) 

 

「今週末はどこへ行こうかな?」


2016年8月27日(土), 28日(日)の週末を中心に、今週行ける展覧会・イベントを NAVERまとめ にまとめました。

こちらのブログではリンクと気になるトピックをご紹介するので、気になるものがあればぜひリンク先をご覧下さい。

 

○ 今週末行ける展覧会・イベント(1)【8/20(土)〜8/26(金)】(都内)。

http://matome.naver.jp/odai/2143575041469279701 

 

(今週末に東京ビッグサイトで開催される「真夏のDESIGN FESTA+GAKUTEN2016」。
プロ・アマチュア問わず無審査で誰でも参加する事ができるアートイベントです。多くのブースが展示されるので、お気に入りのクリエーターさんに出会えるかも?!)

※今週のトピック※

今週で8月も終了…!ということで、今週で終了してしまう展覧会が多いです。気になっていた展覧会の会期、夏がおわる前にぜひもう一度チェックしてくださいね。

・週末の2日間、プロ・アマ問わずのアートイベント「真夏のDESIGN FESTA+GAKUTEN2016」が東京ビックサイトで開催されます。

・コンピューターを使って、人間の直感や手作業では実現が難しかった幾何学的な構造を持つ折紙を生み出してこられた筑波大学・三谷純先生の「数理とコンピュータで創造する折紙の形」がはじまります。

・今週のBRUTUSでも特集されているアラスカを拠点に活動された写真家・文筆家 星野道夫さんの個展が松屋銀座で開催されます。

・お台場で開催中の「DMM.プラネッツ Art by teamLab」は今週で終了です!

・六本木の「FLOWERS BY NAKED」、新宿 ICCの「気づきフィルター メディア・アート」、同じく新宿の「魔法の美術館 光と影のイリュージョン」など、さまざまなメディアアートの展覧会も今週で終了です。

※今週で終了の展覧会一覧※  

■松尾修写真展 『HEAVY METAL』 @ROCKET(表参道)
■KONOMAD主催 夏休み企画『少年の夢 好奇心とロマンティシズム』展 @GARTER キタコレビル(高円寺)
■Cue! @mograg gallery& Aquvii AAT SHOP(御徒町)
■ブレイク前夜 展 @スパイラルガーデン(表参道)
■涌井智仁 展「nonno」 @8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery(渋谷・ヒカリエ8F)
■現在戦争画展 @TAV GALLERY(阿佐ヶ谷)
■ダダ100周年フェスティバル + SPIRAL「GALLERY VOLTAIRE」@スパイラル(表参道)
■天久聖一×よシまるシン『ロゴゴ展』 @TETOKA(神田)
■FLOWERS BY NAKED @東京ミッドタウンホール(六本木)
■「日本のポータブル・レコード・プレイヤー」展 @生活工房ギャラリー(三軒茶屋)
■こどもとファッション 小さい人たちへのまなざし @東京都庭園美術館(目黒)
■体感妖怪アドベンチャーGeGeGe水木しげるの大妖界 @サンシャインシティ ワールドインポートマートビル4F 展示ホールA(池袋)
■「ねこ休み展 夏 2016」 @TODAYS GALLERY STUDIO(浅草橋)
■気づきフィルター メディア・アートの要素を探してみよう @ICC(初台)
■DMM.プラネッツ Art by teamLab @お台場・青海周辺エリア
■魔法の美術館 光と影のイリュージョン @東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館(新宿)
■『大妖怪展 土偶から妖怪ウォッチまで』 @江戸東京博物館(両国) 
■「和のあかり×百段階段」展 2016 @目黒雅叙園 東京都指定有形文化財「百段階段」(目黒)
■文字の博覧会 -旅して集めた“みんぱく”中西コレクション-展 @LIXIL GALLERY(京橋)
■ミケランジェロ展 ルネサンス建築の至宝 @パナソニック 汐留ミュージアム(汐留)


※開催中の展覧会の感想※

・ジブリの大博覧会 - ナウシカから最新作『レッドタートル』まで - @東京シティビュー(六本木)(Artue)

・土木展 @21_21 DESIGN SIGHT(六本木)(Artue)

・しりあがり寿の現代美術 回・転・展 @練馬区立美術館(中村橋)(Artue)

・「オープン・スペース 2016 メディア・コンシャス」 展 @ICC(新宿) (Artue)

・児玉幸子 ―― 磁性流体彫刻とメディアアートのデザイン展 (Artue)

(・ 五感で花と映像の世界を楽しむ ー「FLOWERS BY NAKED」 に行ってきました。(※前回の日本橋展の感想です))



 

○ 今週末行ける展覧会・イベント(2)【8/20(土)〜8/26(金)】(東京以外の関東)。

http://matome.naver.jp/odai/2143575239370754701

(ラゾーナ川崎で今週末に開催される「ROBOT LIFE を体験しよう! ~話題のロボットたちがズラリ勢揃い~」。展示を観るだけでなく、実際に触って体験できる、楽しそうなイベントです!)

 

※今週のトピック※

こちらも今週で終了してしまう展覧会が多いです。気になっていた展覧会の会期、夏がおわる前にぜひもう一度チェックしてくださいね。

・ラゾーナ川崎では、今週末、ロボットと暮らす生活を体験できる「ROBOT LIFE を体験しよう!」を開催。pepperやロボホン、Sotaなど、実際に触って体験できるイベントです。

・夏らしい展示「金魚絵師 深堀隆介作品展 「キンギョ イン ザ スカイ」」は今週で終了です。同じく深堀隆介さんの作品の出展される「不思議なアート トリック トリック ハッ!とトリック」も今週で終了です。

・箱根彫刻の森美術館の「横尾忠則 迷画感応術」、群馬県立近代美術館の「鴻池朋子展 根源的暴力vol.2 あたらしいほね」などの大規模個展も今週までです。

※今週で終了の展覧会一覧※  

■金魚絵師 深堀隆介作品展 「キンギョ イン ザ スカイ」 @横浜スカイビル(横浜)
■不思議なアート トリック トリック ハッ!とトリック @平塚市美術館(平塚)
■横尾忠則 迷画感応術 @箱根彫刻の森美術館(彫刻の森)
■第5回 新鋭作家展 型にハマってるワタシたち @川口市立アートギャラリー・アトリア 
■BIB 50周年 ブラティスラヴァ世界絵本原画展—絵本の50年 これまでとこれから— @うらわ美術館
■河井寬次郎と棟方志功:日本民藝館所蔵品を中心に @千葉市美術館
■サイ・トゥオンブリーの写真―変奏のリリシズム― @DIC川村記念美術館(佐倉)
■鴻池朋子展 根源的暴力vol.2 あたらしいほね @群馬県立近代美術館
■特別展 ホネ博2016 @那須野が原博物館

※開催中の展覧会の感想※

メアリー・カサット展 @横浜美術館 ・深堀隆介作品展「キンギョ・イン・ザ・スカイ」(Artue)
    

***今週も素敵な週末がすごせますように♪***

 

あいちトリエンナーレ2016に行ってきました 〜名古屋編〜

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あいちトリエンナーレ2016, 豊橋にひきつづき、2日目は名古屋の会場へ。   名古屋会場は、大きく  ① 栄にある「愛知芸術文化センター」  ② 伏見にある「名古屋市美術館」  ③ 同じく伏見駅周辺ビルに点在する「長者町会場」 の3カ所です。   映像作品も比較的多く、それぞれの会場を半日〜1日かけてみたいなぁという感じで、1日で全て見るのは結構無理がありました…(^_^; (長者町会場はほぼ見られていません…)   こちらでも面白かった作品をいくつかご紹介します。   ■ 「愛知芸術文化センター」   テレビ塔の近く、オアシス21に隣接した「愛知芸術文化センター」の8, 10Fが今回最も大きな会場となっていました。こちらには空間を贅沢につかった巨大な彫刻作品やインスタレーション作品が多くありました。   エントランスに飾られた、今回のメインビジュアルにもなっているジェリー・グレッツィンガーの作品は、架空の土地の地図を描いた作品。想像で描かれているけれど、世界のどこかにあるかもしれないカラフルな地図は、なんだか子どもの頃に描いた”たからの地図”のようでワクワクしてきます。     (1枚1枚を見ても、美しいデザインのイラストに見えるのが面白いです。)   特に良かったのは、大巻伸嗣さんの「Echoes Infinity -永遠と一瞬」。 神聖な雰囲気の真っ白い部屋の床を覆うのは、顔料で描かれた繊細なのパターン。       (グラデーションもとても美しいです。)   非常に手の込んだ美しい空間ですが、この絵はフェルトの上に顔料が置かれただけで、固定されていないんですね。     (作品につかわれた顔料のようです。)   私が行ったときには、作品の隅にある橋を渡って観るようになっていましたが、しばらくしたらこの作品の上を歩けるようにするそうです。上を歩けばどんどん崩れていってしまう…
とても儚い作品のようにも感じましたが、細かい部分まで見ようとするほど絵がこわれていくし、自分が見たくて奥まで踏み入って行けばいくほど後から来た人はその風景が見られなくなる…と考えると、それはすごく強烈な体験で、とても強い作品にも思えてきました。     他にも見応えのある作品が多く、時間があればこちらは1日かけて見たいボリュームでした。     (東北をテーマとした田附勝さんの写真作品は、自然の生々しさが切り取られた印象的な作品でした。)     (西尾美也 +403architecture[dajiba]の「パブローブ」は、たくさんの人の服とその服に対する持ち主の思いがあふれる作品。展示された衣服は、自由に繕ったり、自分でコーディネートして着て帰ることもできる体験型の展示です。)         ■「名古屋市美術館」   こちらは、愛知芸術文化センターよりはこじんまりとした展示です。異国というか、世界のどこかにありそうな想像上の国や世界を扱った作品が多かったように感じました。 (こちらは撮影禁止の作品が多かったです。)   小杉 武久さんの音を使ったインスタレーションは、小さな部屋にたくさんのスピーカーが設置されて小さな音が聞こえてきて…まるで美術館の建物が生きていて、その身体の中にいるような気分になる作品でした。   また、 佐藤克久さんのユニークな色のつかいかたをした実験的な絵画作品のシリーズも印象的でした。     (ライ・ヅーシャンの作品は、細い足場を歩いて鑑賞する体験型(?)展示。最後まで作品の意味が分かりませんでしたが、一緒に体験している見知らぬ人と思わず会話が生まれてしまう…そんな意味で印象的な作品でした。)     ■「長者町繊維街」   こちらでは、さまざまなビルの中の一室が展示室になっていて、街を散策しながら作品を見ていくことができました。   旧明治屋ビルでの端聡さんのエネルギーのうつりかわりをテーマにした作品は、会場が都会のビルにあることを忘れてしまうくらい独特な世界を作り出していてすごかったです。       こちらの旧明治屋ビルは建物も歴史あるものらしく、階段などが素敵でした。         佐藤翠さんの作品では、有名なクローゼットの作品などが展示されていましたが、そのキャンバスは鏡!鏡によって本物のクローゼットのような感覚も醸しだす一方で、その鏡に反射した光が会場中に広がって、まるで森の中のような、小さなクローゼットの部屋とは相反するような空間の広がりを感じられるのが面白かったです。      (佐藤翠さんの作品はもう一部屋あって、そちらも鏡が効果的に使われていて面白かったです。)      **********************   瀬戸内国際芸術祭では古民家を効果的につかった展示が多くて楽しめましたが、あいちトリエンナーレでは都会の街並みに残っている古いビルを使った展示も多く、幼い頃に連れて行ってもらったデパートのような懐かしさがあったり、ピカピカの美術館とは全く違った空間がインスタレーションで全く違う空間に変わっていたり… 郊外型の展示とは全く違った、面白さや、都市の歴史を感じられる展示でした。     (長者町開場では、今回のトリエンナーレのためにつくられた大巻伸嗣さんデザインのプリウスも発見しました!)   今年のあいちトリエンナーレのテーマは「虹のキャラヴァンサライ」。聞いたことのない言葉ではじめ意味がよくわかりませんでしたが、実際に展示を見ると、さまざまな国の地域性や多様性、日常とは違った世界をテーマとした作品が多く、キャラヴァンサライ=隊商宿というイメージがしっくりとくるような、テーマ性の強い展示でした。   それゆえ、作品の舞台となっている地域の背景を知らなかったり、言葉がわからなかったりすると、まったく理解できなかったりもしたのがちょっと辛いトコロでしたが…(^_^;   それでも、作品やアーティストについてのガイド冊子を無料で配布してくれたり、作品を見る手引きのような「キャラヴァン バッグ」を貸してくれたり。ぜひ時間をとってゆっくりとその意味を考えたい作品でいっぱいでした。     ( 愛知芸術文化センターで貸し出してくれる「キャラヴァン バッグ」)   あいちトリエンナーレは10月23日までです。     ************************   ■ DATA ■   あいちトリエンナーレ 2016
虹のキャラヴァンサライ 創造する人間の旅

会期: 2016年8月11日(木・祝)~10月23日(日)[74日間]

主な会場:
愛知芸術文化センター
名古屋市美術館
名古屋市内のまちなか(長者町会場、栄会場、名古屋駅会場)
豊橋市内のまちなか(PLAT会場、水上ビル会場、豊橋駅前大通会場)
岡崎市内のまちなか(東岡崎駅会場、康生会場、六供会場)

芸術監督: 港 千尋   チケット:
普通チケット 一般 ¥1,800 大学生 ¥1,300 高校生 ¥700
フリーパス 一般 ¥3,600 大学生 ¥2,500 高校生 ¥1,200      

今週末行ける展覧会・イベント【9/3(土)〜9/9(金)】。

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(写真は、岡本太郎美術館で開催中の「鉄道美術館」。岡本太郎さんをはじめとする多数のアーティストの作品が並びつつも、電車によって会場全体がひとつの大きな作品に見えてくるような、素敵な展覧会でした。) 

 

「今週末はどこへ行こうかな?」


2016年9月3日(土), 4日(日)の週末を中心に、今週行ける展覧会・イベントを NAVERまとめ にまとめました。

こちらのブログではリンクと気になるトピックをご紹介するので、気になるものがあればぜひリンク先をご覧下さい。

 

○ 今週末行ける展覧会・イベント(1)【9/3(土)〜9/9(金)】(都内)。

http://matome.naver.jp/odai/2143575041469279701 

 

(約2年の休館を経て「TOP MUSEUM」としてリニューアルオープンする東京都写真美術館。リニューアル後初の展覧会は「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展。同時開催の「世界が魅せられた ふたりの異才 草間彌生×山口小夜子~松本貴子監督ドキュメンタリー特集~」も気になります! )

※今週のトピック※

・今週は注目の写真展2つ。約2年ぶりにリニューアルオープンする東京都写真美術館では「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展が、また、国立近代美術館では日本初の回顧展「トーマス・ルフ展」がはじまります。

・恵比寿のNADiff A/P/A/R/Tでは、3フロア・2ギャラリーで、森村泰昌さんの80年代から90年代にかけての初期写真・映像作品を紹介する〈「私」の創世記〉展がはじまります。同じく恵比寿のstatementsでは、八木良太さんらのグループ展がはじまります。

・外苑前のMAHO KUBOTA GALLERYでは、県北芸術祭にも出展されるAKI INOMATAさんらによるグループ展が開催されます。

・渋谷パルコから移転した池袋パルコミュージアムでは、安野モヨコさんの個展「STRIP!」が開催されます。

・カオス*ラウンジの梅沢和木さんの個展は今週末で終了です。

・練馬区立美術館の「しりあがり寿 の 現代美術 回·転·展」も今週で終了です。 

※今週で終了の展覧会一覧※  

■梅沢和木『画像の紙々』@カオス*ラウンジ五反田アトリエ
■数理とコンピュータで創造する折紙の形 @東京農工大学博物館(東小金井)
■没後20年 特別展 星野道夫の旅 @銀座 松屋銀座 8階イベントスクエア(銀座)
■Samantha Thavasa presents “Bon-Bon Voyage!” by KLOKA @サマンサタバサDELUXE(表参道)
■想像の構築と制限 @SEZON ART GALLERY (神宮前)
■しりあがり寿 の 現代美術 回·転·展 @練馬区立美術館(中村橋)
■12 ROOMS 12 ARTISTS 12の部屋、12のアーティスト UBSアートコレクションより @東京ステーションギャラリー(東京)
■「奥村雄樹による高橋尚愛」展 @銀座メゾンエルメス フォーラム(銀座)

※開催中の展覧会の感想※

・ジブリの大博覧会 - ナウシカから最新作『レッドタートル』まで - @東京シティビュー(六本木)(Artue)

・土木展 @21_21 DESIGN SIGHT(六本木)(Artue)

・しりあがり寿の現代美術 回・転・展 @練馬区立美術館(中村橋)(Artue)

・「オープン・スペース 2016 メディア・コンシャス」 展 @ICC(新宿) (Artue)

・児玉幸子 ―― 磁性流体彫刻とメディアアートのデザイン展 (Artue)

・teamLab: Transcending Boundaries @GYRE(表参道)

・宇宙と芸術展 @森美術館(六本木)


 

○ 今週末行ける展覧会・イベント(2)【9/3(土)〜9/9(金)】(東京以外の関東)。

http://matome.naver.jp/odai/2143575239370754701

(8月も終わり、今週末で終了の展示も多数… 宇都宮美術館の「クワクボリョウタ展 ―見ることを見る Perceiving perspective」も今週で終了です!)

※今週のトピック※

・今週で終了の展覧会が多数あります!
宇都宮美術館の「クワクボリョウタ展」や、横浜の「レンブラント リ・クリエイト展」、SKIPシティの「アニメがうごく〜アニメーション想像の現場」などは今週で終了です。

・横須賀美術館では、19-20世紀のフランス絵画に登場する女性に焦点をあてた展覧会「女性を描く クールベ、ルノワールからマティスまで」がはじまります。

・アーツ前橋での「表現の森」展を追記しました。

※今週で終了の展覧会一覧※  

■レンブラント リ・クリエイト展 2016 @そごう美術館(横浜)
■じぶんのまわり -耳でながめて 目でかいで 鼻でふれて 手できいて- @茅ヶ崎市美術館
■シーパラ×増田セバスチャン「KAWAII 不思議 AQUARIUM ~ピンクの森と青い海~」@八景島シーパラダイス
■Modern Beauty フランスの絵画と化粧道具,ファッションにみる美の近代 @ポーラ美術館
■竹岡雄二 台座から空間へ @埼玉県立近代美術館
■アニメがうごく~アニメーション創造の現場~ @SKIPシティ映像ミュージアム(川口)
■ダンボールアート遊園地 @しもだて美術館
■森竹巳の百均造形 @高崎市美術館
■ どうぶつ大集合!—かわいい動物、かっこいい動物 @高崎市タワー美術館
■クワクボリョウタ展 ―見ることを見る Perceiving perspective @宇都宮美術館

 

※開催中の展覧会の感想※

メアリー・カサット展 @横浜美術館
    

***今週も素敵な週末がすごせますように♪***

 

teamLab: Transcending Boundaries @GYRE(神宮前・表参道)

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表参道のGYREで開催中の   「teamLab: Transcending Boundaries」   に行ってきました。     じっとしている人の上に花が咲いていく新作「人に咲く花」と、たくさんな蝶々がフレームを超えて飛び回り、人が蝶に触れると死んでしまう「境界のない群蝶」「The Void」という、”静と動” ”生と死” の対になるような作品が展示されていました。       (新作「人に咲く花」。人が増えると大きな花畑になっていきます。)     (白い服だと鮮やかに映像が浮かび上がります。ドレスコードが「白」なのは、このためだったんですね!)     「人に咲く花」は、人がいないときには何も展示されていない空間が多くの人が集まると華やかな花畑になり、一方で「境界のない群蝶」は、誰もいないとたくさんの蝶が飛び回り、たくさんの人が作品に触ると蝶々がいなくなってしまう… 人の作用は正反対のようですが、どちらも人によってその空間が全く変わってしまう、人の存在によって常に変化しつづける続ける作品で面白かったです。         (「境界のない郡蝶」。からっぽの虫かごのような「The Void」があると襖絵の蝶が絵画の中から外の空間に飛び出していくようで、ギャラリーの空間がより広く感じられました。)     (インタラクティブな作品だから触ってみたくなるものの、"触ると死んでしまう"…というのはなかなか勇気がいります… 興味と良心の葛藤…)     そういえば「人に咲く花」は自分にプロジェクションされるので、部屋に1人だけでは作品を見ることができないんですね。常にまわりの人を意識しながら見る、というのがチームラボらしい素敵な作品だなぁと思いました。     (自分自身は見られないのが少しもどかしいですが、その分一緒にいる人の方を意識するのが面白い作品でした。)     DMM.PLANETS Art by teamLabよりはこじんまりとした展示ですが、その分落ち着いてゆったりと作品を楽しむことができました。   9月25日(日)までです。    ********************   ■DATA   teamLab: Transcending Boundaries     会期:2016年8月9日(火)~9月25日(日)

会場:GYRE(東京都渋谷区神宮前5-10-1)

時間:11:00〜20:00(入館は閉館の30分前まで)

休館日:不定休(8月22日(月)休館)

料金:なし

ドレスコード:白 

DMM PLANETS art by teamLab へ行ってきました。

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teamLab.の猪子さんと北野武さんが出演されている DMM.comのCMの舞台にもなっている展示、   DMM PLANETS art by teamLab   に行ってきました。     CMの映像や写真を見ると、とにかく美しいその空間を見てみたいなぁ… なんて思いますが、実際に展示に入ってみると、写真では伝わらない浮遊感とか、柔らかい・冷たいといった感覚を伴った… 美術館で作品を「観る」のとは違う圧倒的な「体験」の展示でした。     (まず荷物を全てロッカーに預け、裸足になって会場に入ります。しっとりとやわらかい通路を素足で歩いていると、すこし不思議な気分になります。)
  (はじめの部屋は「やわらかいブラックホール - あなたの身体は空間であり、空間は他者の身体である」という作品。 薄暗い空間の足元は、ビーズクッションのようにやわらかく、歩こうとしても足をとられてまともに歩けません。暗さと思うように歩けない不安感と、やわらかくて部屋のどこにでも身体を預けていいような安心感とが入り混じる、不思議な空間でした。)

    (続いて「Wander through the Crystal Universe」。 以前にポーラミュージアムアネックスで発表された作品ですが、大きさはそのときの約6倍!)


(天井も床も鏡張りなのでどこまでも空間が広がっているように見え、三次元的な光の塊が迫ってくるというインパクトがより強くなっていました。)
  (スマホアプリや会場の端末から星を飛ばすこともできるインタラクティブな作品ですが、光が行き来する空間を見ているだけでも十分に楽しい作品です。)
  とても美しい作品ばかりなので写真は撮りたくなりますが、むしろスマホもカメラも持たずに身体ひとつで体験したい!と思うような作品ばかりでした。     (「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング - Infinity」。 膝まである乳白色の水の中に入って体験する展示です。スカートを結んで夢中で水の中で遊ぶ…なんていうこと、大人になってからなかったように感じます。)

  (鯉同士で干渉したり、人にぶつかると花になったり…まるで自分で意思をもっているようです。足元が鯉の泳いだ軌跡の光でいっぱいになっていく様子がとても美しかったです。)
  (この展示室の一角には、ひっそりと「冷たい生命」の映像が展示されていました。美術館で観るのとは全く違った印象になりますね。)     ひょっとしたらヘッドマウントディスプレイとかで見たほうが浮遊感がすごいのかもしれないし、映像そのものも(人の多さを気にせずに)楽しめるのかもしれませんが、やっぱり一緒にいった人と同じ体験を共有できることは大きいなぁと感じました。それをこれだけの大人数が一度にできるスケールで実現されているのがすごかったです。       (「Floating in the Falling Universe of Flowers」。 ドーム状の屋根に季節の花が広がっていきます。床は鏡張りなのでまるで宇宙空間に浮かんでいるような気分になります。)
   (寝転がって見たときの浮遊感がすごい!)
  (スマホから空間に向かって蝶を放つこともできるようになっていました。でも浮遊感が心地よくて、スマホの画面も見ないままずっと作品に見入ってしまいました。)     作品自体もそのスケールもすごかったですが、実体を持たないデジタルな作品でありながら、それが眼の前にあって、自分が”体験している”と身体で感じられるようにつくられた仕掛けもすごいなぁと感じました。     残念ながらこちらの展示は8月31日で終了してしまいましたが、チームラボの作品は、現在、表参道のGYREと六本木の森美術館で観ることができます。また、9月17日(土)に開幕する茨城県北芸術祭(KENPOKU ART 2016)でも、茨城県天心記念五浦美術館でチームラボ作品が展示されるそうです。     (こちらは、表参道のGYREで開催中の「teamLab: Transcending Boundaries」の展示の様子です。このときの感想はコチラ。)   こちらも楽しみです。   **********   ■DATA   DMM. PLANETS Art by teamLab     会期:2016年7月16日(土)~8月31日(水) 会場:お台場・青海周辺エリア(「お台場みんなの夢大陸2016」会場内) (お台場みんなの夢大陸オフィシャルサイト) http://www.odaiba.com 時間:7月29日~8月31日:10:00~22:00(最終入場 21:30) 料金:1DAYパスポート 一般 2,000円/小中学生 1,300円 ※お台場みんなの夢大陸2016共通のご入場チケットです。 ナイトチケット 一般 1,000円/小中学生 500円(17:30~販売開始) ※18:00〜22:00にDMM.プラネッツ Art by teamLabにご入場頂けるチケットです。 

今週末行ける展覧会・イベント【9/10(土)〜9/16(金)】。

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(写真は、開催中の「あいちトリエンナーレ」での大巻伸嗣さんの「Echoes Infinity -永遠と一瞬」。白いフェルトの上に顔料を振りかけて描いたとても緻密な作品です。そんな大巻伸嗣さんの”新たな世界観への模索の第一歩として実験的な最新作”が発表されるという個展「大巻 伸嗣 - Liminal -」は2016. 9. 9 (金)から、代官山のアート・フロント・ギャラリーにて!
あいちトリエンナーレの感想:あいちトリエンナーレ2016に行ってきました 〜名古屋編〜

 

「今週末はどこへ行こうかな?」


2016年9月10日(土), 11日(日)の週末を中心に、今週行ける展覧会・イベントを NAVERまとめ にまとめました。

こちらのブログではリンクと気になるトピックをご紹介するので、気になるものがあればぜひリンク先をご覧下さい。

 

○ 今週末行ける展覧会・イベント(1)【9/10(土)〜9/16(金)】(都内)。

http://matome.naver.jp/odai/2143575041469279701 

 

(9月10日(土), 児玉画廊、URANO、山本現代、ユカ・ツルノ・ギャラリーが入居する新スペース「TERRADA Art Complex」が東京・天王洲アイルにオープン!”ARATANI URANO” 改め ”URANO”のオープニング展は淺井裕介さんの個展「胞子と水脈」。)

※今週のトピック※

今週から、都内のギャラリーでたくさんの魅力的な展示が始まります!

・代官山のアートフロントギャラリーでは、「あいちトリエンナーレ」にも3点の新作を発表している大巻 伸嗣さんの個展「- Liminal -」が開催。「あいちトリエンナーレの後に生み出される新たな世界観への模索の第一歩として実験的な最新作」とはどんな作品になるのでしょうか?

・天王洲アイルには新スペース「TERRADA Art Complex」がオープン!児玉画廊、URANO、山本現代、ユカ・ツルノ・ギャラリーの4ギャラリーがコチラに移転します。淺井裕介さんの個展「胞子と水脈」や、ナイル・ケティング、小林耕平さんらが参加のグループ展など、1箇所で楽しむことができます。

・「鳥」や「羽根」をテーマに作品を手掛ける小松宏誠さんの初の個展「憧れと庭」がはじまります。

・六本木では河口龍夫さんの個展『時間の位相』がはじまります。46年前の自作と対峙した新作も発表されるそうです。

・谷中ではアニッシュ・カプーアの個展もはじまります。シルバーや黒などモノトーンの作品でまとめられた展示になるそう。

・木村伊兵衛賞受賞の写真家・田附勝さん、石川竜一さんの2人の写真展『東北・沖縄』もはじまります。

・9/11(土)には、明和電機の手掛けるこども向けミュージカル「ヒゲ博士とナンセンス★マシーン」が開催されます!今年は会場のみなさんが一緒に演奏したり、歌ったりできる参加型のミュージカルに進化するとのこと。どんなステージになるのでしょうか?!

 

※今週で終了の展覧会一覧※  

■飯田竜太『本棚のアーケオプテリス - Archaeopteris in The Bookshelf -』 @ガーディアン・ガーデン(銀座)
■無人島プロダクション10周年記念展「EDITIONS++」 @無人島プロダクション(清澄白河)
■写真展「CHOCOLATE HEAVEN」 @ル ショコラ ドゥ アッシュ銀座本店
■NEW MY CUP OF TEA @NEWoMan ART wall(新宿)
■とことん!夏のびじゅつ(じ)かん @府中市美術館
■ドラゴンクエストミュージアム @渋谷ヒカリエ9F ヒカリエホール
■スミルハン・ラディック展 BESTIARY:寓話集@TOTOギャラリー・間(乃木坂)
■『ジブリの大博覧会 ~ナウシカから最新作「レッドタートル」まで~』@六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー内スカイギャラリー(六本木)

※開催中の展覧会の感想※

 ・ジブリの大博覧会 - ナウシカから最新作『レッドタートル』まで - @東京シティビュー(六本木)(Artue)

・土木展 @21_21 DESIGN SIGHT(六本木)(Artue)

・「オープン・スペース 2016 メディア・コンシャス」 展 @ICC(新宿) (Artue)

・児玉幸子 ―― 磁性流体彫刻とメディアアートのデザイン展 (Artue)

・teamLab: Transcending Boundaries @GYRE(表参道)

・宇宙と芸術展 @森美術館(六本木)
・海のハンター展 —恵み豊かな地球の未来— @国立科学博物館(上野)(Artue)    

○ 今週末行ける展覧会・イベント(2)【9/10(土)〜9/16(金)】(東京以外の関東)。

http://matome.naver.jp/odai/2143575239370754701

 (岡田美術館ではじまる「若冲と蕪村 江戸時代の画家たち」。若冲とともに生誕300年を迎える与謝蕪村や、円山応挙・長沢蘆雪・曾我蕭白・池大雅ら若冲と同時代に活躍した画家たちの作品も展示されるそうです。)

※今週のトピック※

・箱根の岡田美術館では「若冲と蕪村 江戸時代の画家たち」がはじまります。今年の春の「若冲展」でも人気だった「孔雀鳳凰図」をはじめ、同館の所有する伊藤若冲作品が一挙に展示されるとのこと!

・同じく箱根のポーラ美術館ではルソー、フジタ、写真家アジェに加え、ユトリロや佐伯祐三らの作品の展示される「ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ—境界線への視線」がはじまります。

・横浜のそごう美術館では「エッシャー展」がはじまります。

・うらわ美術館では、今月末からはじまる”さいたまトリエンナーレ”の連携企画「未来の発見の仕方:フルクサスの場合」がはじまります。

・川口のSKIPシティでは、「あそぶ!ゲーム展-」の第二弾を開催!今度は、アーケードゲームや家庭用ゲーム機で実際に遊べます!

・千葉市美術館では、「岡崎和郎 Who's Who−見立ての手法」「小川信治−あなた以外の世界のすべて」の2つの展示がスタートします。


※今週で終了の展覧会一覧※  

■メアリー・カサット展 @横浜美術館(みなとみらい)
■DINOSAUR 恐竜ワールド~化石は語る~ @さくら市ミュージアム 荒井寛方記念館

 

※開催中の展覧会の感想※

メアリー・カサット展 @横浜美術館
 ・鉄道美術館 @岡本太郎美術館 (Artue)   

***今週も素敵な週末がすごせますように♪***

 

鉄道美術館 @岡本太郎美術館

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「鉄道博物館」はあるけど「鉄道美術館」とは…?!

岡本太郎美術館で開催中の「鉄道美術館」にいってきました。

岡本太郎さんと鉄道… 少し意外な組み合わせのようにも感じましましたが、会場に入ると…

 

わあ!

会場は大きな「ジオラマ」になっていました!まるで、遊園地のようです。

(ところどころに、岡本太郎さんの作品もあります!)

たくさんのアーティストさんの作品が、ばらばらにおいてあるので、一見まとまりがないようにも見えましたが、ここで、ジオラマの中の電車が走り始めると…

 

 

展示室の壁の上ですべての作品の影が混ざり合って、なんだか部屋全体がひとつのインスタレーション作品のように見えてきました。

 

作品を一つずつ見てみると、中央のケースの中にあるのは、 栗山貴嗣 さんの「東京動脈」。

都内の地下鉄の起伏をカラフルな液体の入ったチューブで表現されています。中の液体は流れ続けていて、まさに”動脈”という印象を受けます。実際に見るまで気づかなかったけど、影はそのまま路線図になってるんですね。

(影は地下鉄の路線図に!)

 

少し離れたスペースにあるのは、原倫太郎 さんの「コロコロ・ダイアグラム」。部屋に張り巡らされたテグスの上を、一定速度で球がさまざまな方向に転がっていく作品です。

(テグスは見えづらいので、本当にボールが宙を泳いでいるように見えてしまいます。)

3次元空間をたくさんの球がゆっくりと動き続けるのに、なんだか未来的な雰囲気を感じてしまいました。なんとなく、SF的な空飛ぶ車が、ぶつからないように一定速度・一定間隔で飛び回っている様子…みたいなものをイメージしてしまったからでしょうか?

(「コロコロ・ダイアグラム」の間には、空中で伸縮する「ストレッチング・タワー」もあり、こちらがまたSF感があって面白かったです。)

 

入った時から気になってた、こちらの大きなミニチュア(?)の電車は、山口晃さんの「露電」。

こちらには乗ることもできます。なんか狭い電車だなー??と思いますが、隣にある絵画作品と一緒に見ると、ユーモラスな意図で製作された電車であることに気づきます。

(ジオラマゾーン以外は撮影禁止だったのですが、山口晃さんや中村宏らの鉄道をモチーフにした絵画作品や、車両模型、トレインマークなどの資料などの展示もありました。)

 

岡本太郎さんと鉄道…? とはじめはなんだか違和感もありましたが、そういえば、山陽新幹線の開通記念に岡山駅にレリーフを作られていたり、巨大壁画「明日の神話」も渋谷駅に展示されていたりするし。「絵は大衆のためにあるものだ」と考え、絵を売らず、多数のパブリックアートを残されてきた岡本太郎さんと鉄道・駅という空間が繋がってくるようにも感じました。

(岡山駅の「躍進」。現在は隠れて見られなくなってしまっているそうですが、10年以上前に書いたブログに写真をupしていました。)

 

鉄道好きでなくとも楽しめる、バラエティに富んだ作品でいっぱいの「鉄道美術館」でした。

この企画展のチケットで、常設展「岡本太郎-主題と文脈」展もみられます。明治・大正・昭和・平成と、時代を追って作品の変化を見ていくことができる展示です。

(展示の最後には、岡本太郎さんの作品やパネルとの記念撮影コーナーも。)

 生田緑地の中にあるので、これからの気候の良いシーズン、お散歩も兼ねて岡本太郎さんの作品の魅力に触れてみるのはいかがでしょうか?

(美術館の横には、巨大な「母の塔」も。塗り直しがされて綺麗ですね。)

 

**************

■DATA

「鉄道美術館」展

会期:2016年7月16日(土)~ 2016年10月10日(月祝)
会場:岡本太郎美術館 企画展示室
休館日:月曜日(7月18日、9月19日、10月10日を除く)祝日の翌日
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
入場料:一般1000円  高・大学生・65歳以上・800円 中学生以下無料

今週末行ける展覧会・イベント【9/17(土)〜9/23(金)】。

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(写真は、日本橋髙島屋・美術画廊Xで開催中の小松宏誠 さんの「憧れと庭」の展示風景。鳥の羽根でつくられた幻想的な空間した!くるくると回転しながら浮遊するオブジェ「Lifelog-グライダー」シリーズは羽根の揚力で浮き上がっているのがとても面白い作品です。) 

 

「今週末はどこへ行こうかな?」


2016年9月17日(土), 18日(日), 19(祝) の週末を中心に、今週行ける展覧会・イベントを NAVERまとめ にまとめました。

こちらのブログではリンクと気になるトピックをご紹介するので、気になるものがあればぜひリンク先をご覧下さい。

 

○ 今週末行ける展覧会・イベント(1)【9/17(土)〜9/23(金)】(都内)。

http://matome.naver.jp/odai/2143575041469279701 

 

(国立新美術館ではじまる「ダリ展」。ガラ=サルバドール・ダリ財団をはじめ、世界の3つの主要なダリ・コレクションから招来される作品を中心に構成される、過去最大級の展覧会になるそうです。)

※今週のトピック※

今週末は3連休!イベントが開催されたり、大規模な展覧会が始まります。

・国立新美術館では「ダリ展」がはじまります。日本では約10年ぶりの本格的な回顧展となるそうです!

・東京ステーションギャラリーでは、大正期の日本における西洋美術に着目した「動き出す!絵画 -ペール北山の夢-モネ、ゴッホ、ピカソらと大正の若き洋画家たち-」がはじまります。藤島武二や岸田劉生、萬鉄五郎らの作品も。

・江戸東京博物館では、シーボルトが構想した「日本博物館」の再現を試る「よみがえれ! シーボルトの日本博物館」がはじまります。

・表参道のスパイラルでは小金沢健人さんの個展『煙のゆくえ』が、銀座のメゾンエルメス フォーラムでは有機物と無機物を調和させる「ミシェル・ブラジー展『リビングルームII』」が開催されます。

・3連休中はアート出版に特化したブックフェア「THE TOKYO ART BOOK FAIR 2016」が開催されます。

・土日には多摩川河川敷で手作りイベント「もみじ市」が開催されます。

・木村伊兵衛賞受賞の田附勝さん・石川竜一さんの写真展「東北・沖縄」は今週で終了です。

・東京都美術館で開催中の「ポンピドゥー・センター傑作展」も今週で終了です!

 

※今週で終了の展覧会一覧※  

■田附勝、石川竜一写真展『東北・沖縄』@伊藤忠青山アートスクエア(外苑前)
■internal←→external 森 夕香 戸張 花 @LOKO GALLERY(代官山)
■After the summertime @statements(恵比寿)
■100号展 @MASATAKA CONTEMPORARY(日本橋)
■児玉幸子 ―― 磁性流体彫刻とメディアアートのデザイン展 @調布市文化会館たづくり1階展示室(調布)
■ポンピドゥー・センター傑作展―ピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで― @東京都美術館(上野)


※開催中の展覧会の感想※

・土木展 @21_21 DESIGN SIGHT(六本木)(Artue)

・「オープン・スペース 2016 メディア・コンシャス」 展 @ICC(新宿) (Artue)

・児玉幸子 ―― 磁性流体彫刻とメディアアートのデザイン展 (Artue)

・teamLab: Transcending Boundaries @GYRE(表参道)

・宇宙と芸術展 @森美術館(六本木)
・海のハンター展 —恵み豊かな地球の未来— @国立科学博物館(上野)(Artue)      

○ 今週末行ける展覧会・イベント(2)【9/17(土)〜9/23(金)】(東京以外の関東)。

http://matome.naver.jp/odai/2143575239370754701 

 (茨城で「県北芸術祭」がはじまります。自然の中や街の中での展示に加え、茨城県天心記念五浦美術館では「チームラボ 小さき無限に咲く花の、かそけき今を思うなりけり デジタルテクノロジーによる日本画再興の試み」もはじまります。)

※今週のトピック※

・今週から茨城で「県北芸術祭2016」開催!森美術館館長の南條史生さんが総合ディレクターとなる、今年からはじまる芸術祭です。

・同芸術祭の一環として、茨城県天心記念五浦美術館ではteamLabが岡倉天心の追求した東洋の美に現代の視点から挑む「チームラボ 小さき無限に咲く花の、かそけき今を思うなりけり デジタルテクノロジーによる日本画再興の試み」がはじまります。初日は12:30 openなのでご注意を。

・昨年のヴェネツィア・ビエンナーレ 日本館アーティストの塩田千春さんの帰国記念展「塩田千春 | 鍵のかかった部屋」が横浜ではじまります!

・千葉のDIC川村記念美術館では、フジタの描いた「モデル」にフォーカスした展覧会「レオナール・フジタとモデルたち」がはじまります。

・原美術館で個展「快楽の館」も開催中の篠山紀信さんの写真展「KISHIN meets ART」が彫刻の森美術館ではじまります。

・群馬県立近代美術館では、カンディンスキーやクレーらの作品も展示される「美術と音楽 音楽をめざす美術のこころみ」がはじまります。

・開発好明さんの個展「中2病展」は今週で終了です。


※今週で終了の展覧会一覧※  

■開発好明:中2病展 @市原湖畔美術館
■再発見!ニッポンの立体 @群馬県立館林美術館 ■髙木修展 特異な空間へ @栃木県立美術館

 

※開催中の展覧会の感想※

 ・鉄道美術館 @岡本太郎美術館     

***今週も素敵な週末がすごせますように♪***

 

今週末行ける展覧会・イベント【9/24(土)〜9/30(金)】。

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(写真は先週から開幕した「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」での落合陽一さんの「コロイド・ディスプレイ」。
海と山の自然を満喫しつつ、茨城にゆかりのあるアーティストの作品に多く触れられたり、メディアアート、ハッカソンで製作された作品など、他の芸術祭ではあまり見ないタイプの作品にも触れられる面白い芸術祭でした!)

 

「今週末はどこへ行こうかな?」


2016年9月24日(土), 25日(日)の週末を中心に、今週行ける展覧会・イベントを NAVERまとめ にまとめました。

こちらのブログではリンクと気になるトピックをご紹介するので、気になるものがあればぜひリンク先をご覧下さい。

 

○ 今週末行ける展覧会・イベント(1)【9/24(土)〜9/30(金)】(都内)。

http://matome.naver.jp/odai/2143575041469279701 

 (東京都庭園美術館ではじまる「クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス-さざめく亡霊たち」)


※今週のトピック※

・今週から東京都庭園美術館でクリスチャン・ボルタンスキー個展「アニミタス-さざめく亡霊たち」がはじまります。都内では初の個展となるそうです。

・六本木の東京シティビューでは、「大都市に迫る 空想脅威展」がはじまります。森ビルの所有する縮尺1/1000の東京の都市模型も特別公開!

・伊藤忠青山アートスクエアでは、写真家・中島大輔がiPhoneで撮影した写真展「イメージの感触 | taken with iPhone」がはじまります。


今週で終了の展覧会が多数あります。

・ゆったりと動く鳥の羽根を使った作品でいっぱいの小松宏誠さんの個展「憧れと庭」は今週で終了です。

・「国立奥多摩映画館〜森の叫び〜」も今週で終了。土日祝日のみのオープンでしたが、9月23日(金)も開館決定とのことです!

・表参道GYREで開催中の「teamLab: Transcending Bounderies」も今週で終了です。

・アクアリウム系展示「アートアクアリウム」「花火アクアリウム by NAKED」「お江戸の金魚ワンダーランド」も今週までです。

・六本木では「土木展」「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」が今週までです。 


※今週で終了の展覧会一覧※  

■小金沢健人展『煙のゆくえ』 @表参道 スパイラルガーデン(表参道) 
■KUNIKA 全国巡回個展「Voyage」@White Space Omotesando(表参道) 
■万華鏡展 2016 @Bunkamura Gallery(渋谷)
■『連載40周年&コミックス200巻記念 こち亀展 こちら中央区日本橋高島屋内派出所』 @日本橋高島屋 8Fホール(日本橋)
■小松 宏誠「憧れと庭」 @日本橋高島屋6階 美術画廊 X 
■こぺんなな / 感覚の楽譜 @NANATASU GALLERY(六本木)
■安野モヨコ展「STRIP!」PORTFOLIO 1996-2016 @池袋パルコ 本館7F パルコミュージアム 
■田名網敬一『BRIDGE』展 @コートヤードHIROO(広尾)
■ティツィアーナ&ジャンニ・バルディッツォーネ写真展『TRANSMISSIONS people-to-people』@シャネル・ネクサス・ホール(銀座) 
■キュンチョメ『暗闇でこんにちは』展、毒山凡太朗『戦慄とオーガズム』展 @駒込倉庫(駒込)
■国立奥多摩映画館〜森の叫び〜 @国立奥多摩美術館
■teamLab: Transcending Bounderies @GYRE(表参道)
■Présage / Connotations(Photographer : 水谷吉法) @IMA gallery(六本木)
■ ルーヴル美術館特別展 「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」 @森アーツセンターギャラリー(六本木)
■アートアクアリウム誕生10周年記念祭 ECO EDO 日本橋 アートアクアリウム2016 〜江戸・金魚の涼〜&ナイトアクアリウム @日本橋三井ホール(三越前) 
■花火アクアリウム by NAKED @アクアパーク品川 
■「お江戸の金魚ワンダーランド」 @すみだ水族館(東京スカイツリー内) 
■土木展 @21_21 DESIGN SIGHT(六本木)
■川内倫子「The rain of blessing」@Gallery 916(竹芝)

 

※開催中の展覧会の感想※

・土木展 @21_21 DESIGN SIGHT(六本木)(Artue)

・「オープン・スペース 2016 メディア・コンシャス」 展 @ICC(新宿) (Artue)

・児玉幸子 ―― 磁性流体彫刻とメディアアートのデザイン展 (Artue)

・teamLab: Transcending Boundaries @GYRE(表参道)

・宇宙と芸術展 @森美術館(六本木)
・海のハンター展 —恵み豊かな地球の未来— @国立科学博物館(上野)(Artue)      

○ 今週末行ける展覧会・イベント(2)【9/24(土)〜9/30(金)】(東京以外の関東)。

http://matome.naver.jp/odai/2143575239370754701 

 (埼玉で「さいたまトリエンナーレ2016」が開幕します!)

※今週のトピック※

・今週から「さいたまトリエンナーレ」がはじまります。ディレクターは芹沢高志さん。鑑賞は無料です!

・横浜市民ギャラリーで「新・今日の作家展2016 創造の場所-もの派から現代へ」がはじまります。

今週で終了の展覧会が多数あります。

・川崎市市民ミュージアムの「「描く!」マンガ展」「&(アンパサンド)がカタチをひらくとき」は今週で終了です。

・さいたまトリエンナーレの連携企画「未来の発見の仕方:フルクサスの場合」「ニュー・ヴィジョン・サイタマ Ⅴ」は今週で終了です。


※今週で終了の展覧会一覧※  

■ファンタジーアートの巨匠 内尾和正の世界展~人の心に棲む竜が語りかける譚歌~ @横浜赤レンガ倉庫1号館(馬車道)
■『&(アンパサンド)がカタチをひらくとき』 @川崎市市民ミュージアム(武蔵小杉)
■片岡球子展―面構シリーズを中心として @神奈川県立近代美術館・別館(鎌倉)
■「描く!」マンガ展 ~名作を生む画技に迫る―描線・コマ・キャラ~ @川崎市市民ミュージアム(武蔵小杉)
■鉄腕アトム ロボットと暮らす未来展 @横浜人形の家
■ニュー・ヴィジョン・サイタマ Ⅴ @埼玉県立近代美術館
■さいたまトリエンナーレ2016連携プロジェクト 未来の発見の仕方:フルクサスの場合 @うらわ美術館
■四國五郎展 シベリア抑留から『おこりじぞう』まで @原爆の図丸木美術館
■乙女デザイン —大正イマジュリィの世界 @茨城県近代美術館
■表現の森 @アーツ前橋 

 

※開催中の展覧会の感想※
 ・鉄道美術館 @岡本太郎美術館     

***今週も素敵な週末がすごせますように♪***

 

海も、山も、芸術も!ぜんぶ楽しみたい茨城県北芸術祭 2016 ① ー海編(北側)ー

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  ■「海か、山か、芸術か?」選びきれないユニークな芸術祭   茨城で今年はじめて開催される「茨城県北芸術祭」にいってきました。       総合ディレクターは森美術館館長の南條史生さんです。茨城にゆかりのあるアーティストが取り上げられていたり、メディアアートやハッカソンで製作された作品などバラエティに富んだ作品が、海・山・街の中に散りばめられたユニークな芸術祭でした。   日立付近を起点に海側と山側に分かれ広範囲に作品があるので、見たい作品を中心にどこに拠点を構えて動くか、計画を立てて動いた方が良いと感じました。     (作品をプロットしてみるとこんな感じ。緑のマーカーが水戸駅です。
比較的南側にある常陸多賀駅でも水戸から車で一時間ほどかかりました。)   駐車場は十分にある施設が多かったので、移動はレンタカーをお勧めします!私は2泊3日で見たい作品をじっくり見て、半分くらい回れたという感じです。   では、今回まわった場所を少しずつご紹介します。まず1日目は海側の北側から。     ■ 岡倉天心ゆかりの美術館で、日本画とデジタルアートの融合?!   まずは、今回の会場の中でも最北端、福島との県境にある茨城県天心記念五浦美術館へ。五浦(いづら)は岡倉天心が日本美術院の拠点をうつしたところなのだそうです。     (広くて池や海の眺めも綺麗な茨城県天心記念五浦美術館)   ここで開催されているのは、teamLabの「チームラボ 小さき無限に咲く花の、かそけき今を思うなりけり」
 
岡倉天心とデジタルアートなんて随分離れているようにも感じますが、会場には天心にちなみ、お茶をテーマにした作品が。

(会場の中には小さなお茶室が。)
お茶碗の中にプロジェクションされた華が咲いています。

「お椀を動かしてみても大丈夫ですよ。」     と言われて持ち上げてみるとびっくり。お椀は温かくてふわりとお茶のよい香りが。温かくてお茶が美味しい間だけお椀の中にお花が咲き続ける作品なんですね。(花も、その土地や季節にあったものが咲くようです)   他にも日本画の美術館らしく、花鳥風月をモチーフにしつつも、まわりの環境によってどんどん変化していくデジタル作品が多く並びました。     (「増殖する生命 II – A Whole Year per Hour, Dark」と「境界のない群蝶」。境界のない群蝶は表参道で開催中の「teamLab: Transcending Boundaries」でも展示されている作品ですが、こちらはフレームの中の花とも影響しあいながら飛び回っています。)       (「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」は文字に触れるとそれがモノに変化したり、生まれたモノ同士が影響しあったり… 子どもたちが走り回りながら楽しめるような展示になっていました。)     ■ 地形も建物もユニークな「六角堂」   美術館のすぐそばの海岸に建つのは、岡倉天心が自ら設計したという六角堂。     この建物の中を扉から覗いてみると…     建物の中に雑草が…?   こちらは彫刻家・須田悦弘さんの木彫作品「雑草」。キャプションがついていないと思わず見落としてしまいそうな、さりげなくてとてもリアルな作品です。(いろんな角度から見てみると、もう1つの作品がひっそりと佇んでいました。)   この六角堂、東日本大震災の津波で流されてしまったものが2012年に再建されたそうです。改めて津波の被害の広さに驚く場所でもありました。     (ここ五浦海岸はジオパークになっているんですね。1650年前の地層と”炭酸塩コンクリーション”というごつごつした岩を眺めるのもとても面白いです。)     ■ 芸術祭の会場として再生 旧富士ケ丘小学校   こちらは今年廃校になった小学校です。こちらには日比野克彦さんのワークショップの展示や、筑波大学出身のアーティスト・林剛人丸さんの作品など4作品が展示されています。   その中でも面白かったのが、柚木恵介さんの「物々交換プロジェクト」。     手作りの屋台をひいて約2ヶ月間をかけて県北6市町を旅し、そこで出会った人々と物々交換を繰り返しましたのだそうです。誰かにとってはもういらないものが誰かにとって価値のあるものになったり、巡り巡って同じものに戻ってきたり…  場所によっても人によっても一定でないものの価値を考えさせられます。     (会場には物々交換をしていった方々の写真がずらりと…!ひとつひとつのもののもつストーリーを想像してしまいます。)       ■ 「日本の渚百選」の砂浜 高戸海岸   この日の最後は、施設のクローズ後にも見ることができる高戸海岸へ。   ガイドブックの背表紙にもなっているイリヤ&エミリア・カバコフの「落ちてきた空」と     ニティパク・サムセン「テトラパッド」が見られます。     大きくて硬くて重いイメージの消波ブロックに紛れたカラフルな消波ブロックに触れてみると…?! 見慣れた消波ブロックと全く違ったイメージのオブジェに思わず楽しい気分になります。   この日は夜になってしまったのと雨が降ってきてしまったのであまり長居できませんでしたが、「日本の渚百選」にも選ばれている渚なのだそうで、晴れた日に砂浜の風景と合わせてみるのが楽しそうな作品でした。     さて、翌日は山側に向かいます! (「海も、山も、芸術も!ぜんぶ楽しみたい茨城県北芸術祭 2016 ② ー山編ー」に続きます。)     ********************   ■おまけ  海側のおひるごはん   五浦美術館の近くには大津港もあり、海鮮のお店も多くあるので、せっかくなら美味しいお魚が食べたいなぁ〜と、県北芸術祭のガイドブックを頼りに、六角堂のすぐ近くにある「船頭料理天心丸」というお店に入りました。     ガイドブックに「一切れが大きい」と書いてあったので、量が多めなのかな〜と思いつつ刺身定食(¥1,500) を注文してみると…     …”大きい”の予想の範囲を超えていました!!!(o_o;;  (汁椀が小さいんじゃないんです…お刺身が大きすぎるんです…)     写真だと分かりづらいのですが、一切れが切り身一枚分くらいあります(汗) (なんというか、お刺身をたべているというよりも、魚にそのままかぶりついているような…不思議な気分になりました…)   お隣のテーブルの方々が天丼を注文されていたのですが、こちらは向こう側が見えなくなるくらいの山盛りの天ぷらが… 普通の3〜4人分ほどはあるのではないかと思います(^_^; いやぁ…びっくりした…    追加料金で持ち帰り用のパックもいただけるようです。海の幸をお腹いっぱい食べたい!!という方はぜひどうぞ!    

今週末行ける展覧会・イベント【10/1(土)〜10/7(金)】。

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(写真は天王洲アイルに移転したURANOで開催中の「淺井裕介 胞子と水脈」
巨大な泥絵を中心に、会場の壁や窓にも泥絵が描かれ、会場中が淺井さんの作品世界に包まれた展示でした。
岩崎貴宏さんの作品展も同時開催中です。)

 

「今週末はどこへ行こうかな?」


2016年10月1日(土), 2日(日)の週末を中心に、今週行ける展覧会・イベントを NAVERまとめ にまとめました。

こちらのブログではリンクと気になるトピックをご紹介するので、気になるものがあればぜひリンク先をご覧下さい。

 

○ 今週末行ける展覧会・イベント(1)【10/1(土)〜10/7(金)】(都内)。

http://matome.naver.jp/odai/2143575041469279701 


 

 (蓮沼執太「作曲的|compositions : rhythm」@スパイラル(表参道))


※今週のトピック※

今週から開始の展覧会が多数あります!会期の短いものも多いので、気になる展覧会はお早めに。

・蓮沼執太さんの新作展覧会「作曲的|compositions : rhythm」が開催されます。会期中にはダンスパフォーマンスやミニパフォーマンスも。10/5(水)までです。

・都内では「デイヴィッド・ホックニー版画展」「デイヴィッド・ホックニー版画展」と、ホックニーの展覧会が2つ同時開催されます。

・府中市美術館では「藤田嗣治展」がはじまります。近年ランス市に寄贈された未公開作品などを含む約110点が展示されるそうです。

・銀座三越では宇野亞喜良 展覧会「綺想曲」を開催。こちらも10/4(火)までと会期が短いです。

河口龍夫展『時間の位相』は今週で終了です。

・茨城県北芸術祭でも作品展示中の國安孝昌さん、須田悦弘さんらも参加されている「木々との対話──再生をめぐる5つの風景」も今週で終了です。

 

※今週で終了の展覧会一覧※  

■蓮沼執太「作曲的|compositions : rhythm」@スパイラル(表参道)
■宇野亞喜良 展覧会「綺想曲」 @銀座三越7階ギャラリー(銀座) 
■伝統の未来 THE FUTURE OF JAPANESE TRADITION @松屋銀座(銀座)
■中島大輔写真展『イメージの感触 | taken with iPhone』 @伊藤忠青山アートスクエア(外苑前)
■『立花奈央子写真展レディビアードのKAWAII世界展』 @ヴァニラ画廊(銀座) 
■河口龍夫展『時間の位相』 @SNOW Contemporary(六本木) 
■開館90周年記念展 「木々との対話──再生をめぐる5つの風景」 @東京都美術館(上野) 
■海のハンター展 ―恵み豊かな地球の未来― @国立科学博物館(上野) 
■「亀倉雄策と歩む」@ニコンミュージアム(品川) 

 

※開催中の展覧会の感想※

・「オープン・スペース 2016 メディア・コンシャス」 展 @ICC(新宿) (Artue)

・宇宙と芸術展 @森美術館(六本木)

・海のハンター展 —恵み豊かな地球の未来— @国立科学博物館(上野)(Artue)   ・ダリ展 @国立新美術館 (Artue)
・クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス-さざめく亡霊たち @東京都庭園美術館 (Artue)    ・淺井裕介 胞子と水脈 @URANO (Artue)   ・空想脅威展 @東京シティビュースカイラウンジ (Artue)      

○ 今週末行ける展覧会・イベント(2)【9/24(土)〜9/30(金)】(東京以外の関東)。

http://matome.naver.jp/odai/2143575239370754701 

クリストとジャンヌ=クロード アンブレラ 日本=アメリカ合衆国 1984-91 @水戸芸術館

※今週のトピック※

・今週から横浜美術館で「BODY/PLAY/POLITICS」展がはじまります。各国の6作家によるインスタレーションをはじめ、会期中にはライブ・パフォーマンスや、ダンスのワークショップなども行われるそうです。

・横浜美術館から歩いていける黄金町付近では「黄金町バザール」がはじまります。今年のテーマは「アジア的生活」。まちなかでさまざまなアジアのアーティストたちの作品に出会えます。

・水戸芸術館では「クリストとジャンヌ=クロード アンブレラ 日本=アメリカ合衆国 1984-91」がはじまります。茨城県北芸術祭とあわせてどうぞ!

 

※開催中の展覧会の感想※ ・海も、山も、芸術も!ぜんぶ楽しみたい茨城県北芸術祭 2016 ① ー海編(北側)ー

・チームラボ 小さき無限に咲く花の、かそけき今を思うなりけり デジタルテクノロジーによる日本画再興の試み @茨城県天心記念五浦美術館 (Artue) 

 ・鉄道美術館 @岡本太郎美術館     

***今週も素敵な週末がすごせますように♪***

 

海も、山も、芸術も!ぜんぶ楽しみたい茨城県北芸術祭 2016 ② ー山編ー

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  ■ アートとテクノロジーの融合を楽しむ 旧美和中学校。   ー海編(北側)ー につづいて、2日目は山側へ。     山側も北は観光名所の袋田の滝など、福島や栃木の県境の近くまで展示がありますが、今回は常陸大宮までしか回ることができませんでした(^_^;     まずは山に囲まれた旧美和中学校へ。こちらの会場のユニークなところは、もともとの学校の部屋に合わせたコンセプトの作品が展示されているところ。     例えば、理科室が…!       ( 「茨城インベントリウム」 / イザベル・デジュー )     職員室が…!     (「KYO-ZO」 / 津田翔平 )     そして、校長室が…!     (「GREAT TEACHER」/ magma )       なかでも面白かったのは、”現代の魔法使い”こと筑波大学・落合陽一先生の「コロイドディスプレイ」。しゃぼんの膜を超音波で振動させると、プロジェクターからの光が正反射になる角度ではっきりと浮かび上がります。     (6つのスクリーンが並んでいますが、それぞれ違う位置で映像が見えてきます。)   振動数によって、像の見え方がどんどん変わっていくのが面白いです。   ハッカソンイベント「3331α Art Hack Day 2015」で優秀賞を受賞された「Sound of TapBoard」や、 「CALAR.ink」などの作品もあります。     (楽しみにしていた「CALAR.ink」は調整中だったため、パフォーマンスは見られず…残念…)   「だいちの星座 ―いばらきけんぽく座―」(鈴木浩之+大木真人)も、JAXAと、地元の方々を巻き込んだユニークなプロジェクトでした。           ■ 旧常陸太田市自然休養村管理センター   今回の芸術祭の中でも特に印象的だった作品が、今年のあいちトリエンナーレでも新作を発表されていた石田尚志さんの「旧展示室」です。この展示室の壁に線を描きながらコマ撮りされた映像作品。その映像が、描いたチョークの跡も残る展示室内にプロジェクションされています。     ムニュムニュと動き回る線と、時間に沿って変化していく窓からの光。そこに本人はいないのに、まるで石田さんの描いている時間を共有しているような、そして、見えない石田さんの動きを見ているような、不思議な気分になる作品でした。     ちょっと山奥にありますが、こちらを見るためだけでも立ち寄る価値があると思いました。(他には”バイオアート”の作品がいくつかありましたが… こちらはどれもまだ途中という感じだったので、今後に期待です。)     ■ 街歩きをしながら土地を知る 鯨ヶ丘地域   この日最後に訪れたのは鯨ヶ丘地域。こちらは、歴史ある梅津会館を中心に、街を歩きながら作品を見て回れるようになっていました。   もともとこの土地を治めていた佐竹氏に注目して、土地の歴史や地域で活動を行う方をリサーチした深澤孝史さんの「常陸佐竹市」や、       (申請すれば「常陸佐竹市民」にもなれます!)   各家の人にインタビューした言葉を、印象的なピンク色をベースにイラストとともに家々を飾る原高史さんの「サインズ オブ メモリー2016:鯨ケ丘のピンクの窓」など、街を歩きながらその土地のことを知ることができる展示が魅力的でした。       (”わたしで3代目””5代目”というような歴史ある店が多いことに驚くとともに、”昔はとても賑やかで…””今は静かでいいけれど…”といった街の変化を見てきた言葉が並ぶのが印象的です。)       (鯨ヶ丘地域はちょうど断層の境にあるそうで、坂からの見晴らしがとても良かったです。)       (ベビーパウダーで常陸の地図を描いたニパン・オラニウェーの「イ / バ / ラ / キ」は、部屋に入る前からベビーパウダーの甘い香りでいっぱい!真っ白い風景も印象的です。)     山側は移動が山道であることと作品間の距離が離れているので、移動だけでもなかなか時間がかかってしまい、今回見られたのはここまででした。     最終日、3日目にはふたたび海側を巡ります。 「海も、山も、芸術も!ぜんぶ楽しみたい茨城県北芸術祭 2016 ③ ー海編(南側)ー」に続きます。       ■おまけ  山側のおひるごはん   今回、作品鑑賞と同時におひるごはんに立ち寄ったのが、「道の駅 常陸大宮」。   昼頃は駐車場がとても混んでいましたが、レストランや直売所で、お手ごろ価格で地元の食材を使った定食やお弁当がありました。特に美味しかったのが、常陸大宮市産の瑞穂牛を使用した瑞穂牛メンチカツ。ごろっと入った牛肉とほくほくの玉ねぎがとても美味しかったです!(¥150とお手ごろなのも嬉しい!)     (写真を撮り忘れてしまったので道の駅のサイトの写真です…)   手ぶらで楽しめるバーベキュー施設なんかもあるそうです。   この道の駅のすぐ隣を流れる久慈川の前には、塩谷良太さんの陶器の作品「川床/寄り添う人々」。     陶器らしい柔らかく温かみのある色合いの作品です。触れて遊ぶこともできるそうで、雨の中でしたが、中で遊んでいる子どもたちもいました。   

海も、山も、芸術も!ぜんぶ楽しみたい茨城県北芸術祭 2016 ③ ー海編(南側)ー

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茨城県北芸術祭3日目。最終日は海側の南側、常陸多賀 ・日立駅周辺を中心にまわりました。   ■ 商店街がアート作品に包まれる!常陸多賀商店街。   まずは常陸多賀商店街へ。まず、駅前を歩いてびっくり。駅の周りがみんなニットに包まれています。     (バス停も、なんと交番も!?)   これは力石咲さんの「ニット・インベーダー in 常陸多賀」。   かつて銀行だった建物の中で編まれたニットが、ひとの手によってどんどん街の中に拡散していきます。       (自動ニット編み機。どんどん編まれていきます。)     (ATMスペースはカラフルなニットコスチュームのクローゼットに!街の人も木や建物も、どんどんニットに包まれていくのが面白い作品です。)   カラフルな看板が並ぶのは、茨城生まれ・茨城在住のアーティスト・中崎透さんによる「看板屋なかざき」。     県北地域の美和、水府、里美、金砂郷…といった地名を、その地名からイメージするイラストのライトボックスの看板にした作品。ちょうど地図に重なるように、そして高さの関係も実際の土地の高低差を表すように並べられているのだそうです。 いろんな地名があるんだなぁ…と2Fの展示を見ると、今度はこれらの地名をアルファベットで表した看板が。赤と白で表されていますが、白字で書かれた地名は統廃合でもう存在しない地名だと知ります。     1Fにあった地名が、文字とイラストで個性を与えられているように見えるためか、そのほとんどの名前がすでに失われてしまったということに気づくと少しショッキングにも感じられ、はじめに1Fの看板を見たときと2Fから降りてきてもう一度見たときの印象が大きく変わる作品でした。     ポップなスマイリーマークが並ぶこちらの展示は、ニューヨークで活動されている青崎伸孝さんの「スマイリー・バッグ・ポートレート」。     アメリカでよく使われるというレジ袋「スマイリーバッグ」に似顔絵を描いてくれるブロジェクトです。もとは皆おなじスマイリーマークなのに、それぞれの個性がきちんと現れているのが面白い作品です。わたしも描いていただきましたが、一人10分ほどじっくりと時間をかけ、その間にお互いの様々な話をしながら描いてくださるので、その対話を楽しむ時間自体が作品のように感じられてきます。     描いてくださったバッグはいただくことができます。ここで描かれた作品が全国に散らばっていき、飾る人もいれば大切にしまいこむ人も、ひょっとしたら忘れて捨ててしまう人もいるかもしれません。形としてはその場に残りませんが、そんな作品の行方に思いを巡らせるのもこの作品の一部であるように思えてきます。     ■ 駅そのものも作品に?! 日立駅   日立駅前の日立シビックセンターにはプラネタリウムがあり、この中で川口洋一郎さん、榊原澄人さん、木本圭子さんの作品が上映されています。こちらは16:00, 17:00(土日祝日は11:00)と上映時間が決まっていて、シビックセンター地下の案内所で事前に整理券をもらう必要があります。(…こちらは見たかったのですが、上映に間に合わず見られませんでした(T T))   ここで面白かったのはテア・マキパーの「ノアのバス」。     ”ノアの方舟”のように、海から山へ逃げる方舟としてイメージされたというバスは、日立市に自生する植物や動物でいっぱいになっています。     (運転席も植物でいっぱいに!)   ”海から山へ逃げる”とはどういうことだろう…?と思ったのですが、東日本大地震でら日立市の港も津波の被害にあったそうで…そのためなのでしょうか…?       (日立駅の駅舎はかなり高台にありますが、すぐ隣が海で驚きます。)     (ちなみに、この日立駅のデザインは妹島和世さん。そしてそのガラス張りの壁面はダニエル・ビュレンの「回廊の中で:この場所のための4つの虹 ー KENPOKU ART 2016のために」という作品になっています。通路を歩いて行くと街の風景が様々な色に変化し、違った印象になっていきます。)     (日立駅には巨大なタービンのモニュメントも。これも作品みたいに見えてしまいます。)     ■ 美しい海と作品を一緒に楽しむ うのしまヴィラ   この旅の最後に訪れたのは、海辺にあるオシャレな温泉施設うのしまヴィラ。ここにいるのは…透明な殻を着たヤドカリさん。     (東京の街を背負ったヤドカリさん。殻が透明なので、普段は見えない柔らかい身体が見えるのがなんだか面白いです。)   AKI INOMATAさんの「やどかりに「やど」をわたしてみる ーBorderー」。 向こうの海が透けて見えるこの透明な構造物は、貝の中の形状をスキャンし、3Dプリンタで作った人工的な貝がら。外側には様々な国の建築物が造形されています。その建築物が貝についたフジツボみたいに見えたり。自然と人工物を行ったり来たりする、ユニークな作品でした。      さまざまな国の殻を簡単に引っ越せるのは、なんだか自由な旅人のようにも見える一方、”力の強い別のやどかりによって殻の交換を強いられることも”あるというキャプションを見てから各国を象徴する殻を見るとちょっと複雑な気分にもなったりと、小さなヤドカリから大きなことを想像してしまう作品でした。     ■茨城県北芸術祭2016まとめ   海・山・街と会場が広範囲にわたるため見るのが大変でしたが、一方であまり馴染みのなかった茨城県北地域の多様な環境を楽しめたのが良かったです。駐車場が多く車で気軽に回れるのも助かりました。(ただ、やっぱり会場のひとつの移動に30-40分かかってしまったので、もうすこし作品が固まっていると嬉しいなぁ…とは感じました。)
  すべての作品にキャプションがついていたり、視覚的に面白い作品が多く、幅広くふらりと立ち寄っても楽しめる作品が多かったのではないかなと思います。(パスポートが¥2500と、お手頃なのも魅力です。)   茨城出身であったり、筑波大の先生や卒業生など、土地にゆかりのある作家さんが多かったこと、そして、メディアアートのような作品も取り入れられていたのも良かったなぁと思います。     私が行った3連休は天気が悪かったので残念でしたが、天気が良ければ袋田の滝や竜神大吊橋などの観光地とともにもっと楽しめそうです。   茨城県北芸術祭2016は11月20日(日)まで開催されています。海と山と芸術と、全部を贅沢に楽しむ旅はいかがでしょうか?     ■オマケ またもや海側のおひるごはん   最終日は水戸に帰りつつ道の駅 日立おさかなセンターに寄りました。   こちらでは好きな具を選んで海鮮丼が作れる「味勝手丼」や、好きな食材を選べる「浜焼き」などができます。「浜焼き」は時間の都合でできませんでしたが(残念…) 味勝手丼は1パック¥200前後で様々なお刺身が選べて(しかもボリュームがあります!)お得感がありました。そして新鮮なお刺身、美味しかったです。     (自分で具材を選ぶ「味勝手丼」!)     (今回は、たくさん美味しいものに出会える旅でした。)    

今週末行ける展覧会・イベント【10/8(土)〜10/14(金)】。

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(写真は横浜のKAAT神奈川芸術劇場で開催中の「塩田千春 | 鍵のかかった部屋」。昨年のヴェネツィアビエンナーレの凱旋展です。リハーサル室をまるごと使った大掛かりなインスタレーション作品でした。今週末までです。

こちらは一部屋のみの展示ですが、この近くでは横浜市民ギャラリーの「新・今日の作家展2016 創造の場所-もの派から現代へ」、街プロジェクトの「黄金町バザール」、横浜美術館の「BODY/PLAY/POLITICS」と多くの展示が開催中なので合わせてどうぞ!)

 

「今週末はどこへ行こうかな?」


2016年10月8日(土), 9日(日), 10日(祝) の週末を中心に、今週行ける展覧会・イベントを NAVERまとめ にまとめました。

こちらのブログではリンクと気になるトピックをご紹介するので、気になるものがあればぜひリンク先をご覧下さい。

 

○ 今週末行ける展覧会・イベント(1)【10/8(土)〜10/14(金)】(都内)。

http://matome.naver.jp/odai/2143575041469279701 

(ゴッホとゴーギャン展 @東京都美術館(上野)) 

 

※今週のトピック※

今週末は3連休!


・10/9(日)は大巻伸嗣さんのアートパフォーマンス「Memorial Rebirth 千住」開催。会場がシャボン玉でいっぱいになり、風景を一変させるイベントです!

・今週末は「東京モーターフェス」開催。モーターショーと1年おきに開催されることになったイベントです。360°映像の試乗体験や新しいモビリティの試乗なども。

・今週から「ゴッホとゴーギャン展」開催。2人の関係性に注目した展示は日本初とのこと。ファン・ゴッホとゴーギャンがそれぞれに「最高傑作」と認めた2点のアルルの「収穫」が特別出品されるそうです。

・ポーラミュージアムアネックスではヒグチユウコさんの新作絵本「ギュスターヴくん」の発売記念展覧会も開催されます。

・文化学園服飾博物館では日本人と洋服の歴史に着目した「日本人と洋服の150年」がはじまります。

・大巻伸嗣さんの個展「大巻 伸嗣 - Liminal -」、森村泰昌さんの個展「〈「私」の創世記〉展」は今週で終了です。

・科学未来館の『The NINJA -忍者ってナンジャ!?-』も今週で終了です。

 

※今週で終了の展覧会一覧※  

■親バカ子バカ展 @ TOBICHI2(表参道)
■明円光 / COLORS @NANATASU GALLERY(六本木)
■『日本のポスターの黄金時代 60's/70's』展 @ポスターハリスギャラリー(渋谷)・アツコバルー arts drinks talk(渋谷)
■早川克己『線 / Lines』 @GALLERY MoMo Ryogoku(両国)
■大巻 伸嗣 - Liminal - @アートフロントギャラリー(代官山)
■森村泰昌〈「私」の創世記〉展 @NADiff A/P/A/R/T、MEM (恵比寿)
■AKI INOMATA、古武家賢太郎、ブライアン・アルフレッド TOKYO-LONDON-NEWYORK @MAHO KUBOTA GALLERY (外苑前)
■『The NINJA -忍者ってナンジャ!?-』@科学未来館 

 

※開催中の展覧会の感想※

・「オープン・スペース 2016 メディア・コンシャス」 展 @ICC(新宿) (Artue)

・宇宙と芸術展 @森美術館(六本木) 

・ダリ展 @国立新美術館 (Artue)
・クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス-さざめく亡霊たち @東京都庭園美術館 (Artue)    ・淺井裕介 胞子と水脈 @URANO (Artue)   ・空想脅威展 @東京シティビュースカイラウンジ (Artue)      

○ 今週末行ける展覧会・イベント(2)【10/8(土)〜10/14(金)】(東京以外の関東)。

http://matome.naver.jp/odai/2143575239370754701 

『悪い予感のかけらもないさ』展 @横浜市民ギャラリーあざみ野

※今週のトピック※

・横浜では岡田裕子さんや風間サチコさんらが参加される『悪い予感のかけらもないさ』展がはじまります。

・神奈川県立近代美術館では「松本竣介ー想像の原点」もはじまります。

・横浜の桜木町近辺では「新・今日の作家展2016 創造の場所-もの派から現代へ」「塩田千春 | 鍵のかかった部屋」が今週で終了です。
この近くでは、まちなかアートプロジェクト「黄金町バザール」や、横浜美術館の「BODY/PLAY/POLITICS」なども開催中で、小さいエリアでたくさんの展示が楽しめます!

※今週で終了の展覧会一覧※  

■新・今日の作家展2016 創造の場所-もの派から現代へ @横浜市民ギャラリー(桜木町)
■塩田千春 | 鍵のかかった部屋 @KAAT神奈川芸術劇場(馬車道)
■エッシャー展 @そごう美術館(横浜)
■「鉄道美術館」@川崎市岡本太郎美術館(向ケ丘遊園) 

 

※開催中の展覧会の感想※ ・海も、山も、芸術も!ぜんぶ楽しみたい茨城県北芸術祭 2016 ① ー海編(北側)ー海も、山も、芸術も!ぜんぶ楽しみたい茨城県北芸術祭 2016 ② ー山編ー海も、山も、芸術も!ぜんぶ楽しみたい茨城県北芸術祭 2016 ③ ー海編(南側)ー

・チームラボ 小さき無限に咲く花の、かそけき今を思うなりけり デジタルテクノロジーによる日本画再興の試み @茨城県天心記念五浦美術館 (Artue) 

 ・鉄道美術館 @岡本太郎美術館     

***今週も素敵な週末がすごせますように♪***

 

特撮好きでなくても楽しい!「都市に迫る 空想脅威展」 @東京シティビュー

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六本木ヒルズの展望台東京シティビューで開催中の「都市に迫る 空想脅威展」にいってきました!


「空想脅威」=〝映画やドラマで人々の平和を脅かした空想上の怪獣や怪人たち〝と、都市の関係を見て行くという展覧会です。

 

■セット、巨大フィギュア、年表で見る 特撮の歴史

会場では、いきなりガメラとギャオスが出迎えてくれます。

(こちらは実際に撮影に使われたものだそうです!)

そして壁一面の解説!

特撮の歴史と時代背景について解説されていて、読ませる展示になっています。

例えば、「正義の味方」という言葉は「月光仮面」から生み出された言葉だなんて初めて知りました。戦争なども、だれが「正義」と決まっているわけではなく、「我こそが正義」という考える者同士が戦っていて、「正義」という概念自体が危ういものである、という話では、正義と悪に分かれているような特撮作品のイメージが少し崩れました。

悪の組織の攻撃の方法も、直接的な攻撃から、情報操作、人同士の争いの誘発など、将来本当に起こるかもしれない危機を想定したものだったり… 特撮作品というと、映像重視なのかと思っていましたが、年表を読んで行くとストーリーにも興味がでてきます。

(人間と同じサイズの巨大なガメラのフィギュアも!)

(樋口真嗣 特技監督による設定資料なんかも展示されています。)

(六本木ヒルズに怪獣が現れたら…というシミュレーションも、「シン・ゴジラ」のように実際の東京近郊の土地がリンクされていて面白かったです。)

 

■ 近未来の東京を一望! 1/1000スケール都市模型

今回の展示の目玉は、森ビル所有の東京1/1000模型!!都内全域が模型で再現されています。

(この写真に写っているのはごく一部!東京の都市模型が会場内に分割して展示されています。)

(今話題の豊洲市場にはガメラも登場?!)

 

これがあれば天気を気にせずに展望台を楽しめますね(笑)

(実際、わたしが行った日の展望台はこんな感じでした…(^_^; おかげで空いていましたが… )

よくみて見ると、国立競技場ができていたり、渋谷駅が新しくなっていたり… 今ではなく、数年後の東京の姿なんですね。森ビルの方々は、この模型を見ながら、ここにこんな建物を建てたらどうなる…なんてシミュレーションしているんでしょうか?

(渋谷駅ってこんなだっけ…?と考えてしまいました。2020年-2027年にかけて再開発される予定なんですね!)

模型では高低差も表されていて、こちらは展望台から見るよりもわかりやすい感じがしました。(ほんとに代官山が”山”で、渋谷が”谷”になっている様子などもよくわかります。)

 

■「東京」をモチーフにし映像作品も面白い!

この巨大都市模型のゾーンで放映されている押井守監督の映像作品「東京スキャナー」では、空から人物にぐぐっとクローズアップされる映像が…

(「東京スキャナー」)

ドローンで撮影したのかな?なんて思ってしまいますが… これは2003年、六本木ヒルズのオープニングに制作された作品なんだそうです!ヘリから当時最新のハイビジョンで撮影された作品ということで驚きです。

 

展望台のなかにはブックカフェもできていました。

(東京の街並みを見下ろせる、気持ちの良さそうなブックカフェです。)

 

(「空想脅威展」にちなんだ書籍も並んでいました!)

ここで見られる「TOKYO CITY SYMPHONY」は、先ほどの模型にプロジェクションマッピングされた面白い作品です!

 

2013年に六本木ヒルズの10周年記念に製作されたものなのだそうです。「TOKYO CITY SYMPHONY」のサイトでは、PCのキーボードを使って、簡単にオリジナルのプロジェクション映像を楽しめるようになっていました。

 

わたしはこれまであまり特撮作品を見たことがありませんでしたが、はじめて知ることの多い特撮の解説も、精巧につくられた都市模型をみるのも楽しい展示でした。

 

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■DATA

大都市に迫る 空想脅威展

会 期:2016 年9 月24 日(土)~11 月13 日(日)
会 場:東京シティビュースカイラウンジ(六本木ヒルズ内)
時 間:10:00~22:00
入場料:一般1,800 円、学生1,200 円 4 歳~中学生600 円、シニア(65 歳以上)1,500 円

戦後、日本独自の文化として盛り上がってきた特撮作品。映画やドラマで人々の平和を脅かした空想上の怪獣や怪人たち(=空想脅威)と都市との関係を、撮影で使用されたセットや模型とともに振り返ります。通常一般非公開の森ビル株式会社の縮尺1/1000の都市模型が登場し、怪獣が壊してきた首都・東京のスポットを模型とともにご覧いただくことが出来ます。 

今週末行ける展覧会・イベント(1)【10/15(土)〜10/21(金)】(都内)。

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(写真は、森美術館で開催中の「宇宙と芸術展」でのteamLabの「追われるカラス、追うカラスも追われるカラス」。部屋前面にプロジェクションされた、浮遊感のすごい映像作品です。
52F展望台で開催中の「空想脅威展」と併せてどうぞ。)

 

「今週末はどこへ行こうかな?」


2016年10月15日(土), 16日(日)の週末を中心に、今週行ける展覧会・イベントを NAVERまとめ にまとめました。

こちらのブログではリンクと気になるトピックをご紹介するので、気になるものがあればぜひリンク先をご覧下さい。

 

○ 今週末行ける展覧会・イベント(1)【10/15(土)〜10/21(金)】(都内)。

http://matome.naver.jp/odai/2143575041469279701 

 

(「デザインの解剖展」@21_21 DESIGN SIGHT。近くの東京ミッドタウンでは「DESIGN TOUCH 2016」もはじまります。併せてどうぞ!)

 

※今週のトピック※

今週末はイベントが盛りだくさん!

文化庁メディア芸術祭20周年企画展「変える力」がアーツ千代田3331ほかで開催されます。歴代受賞作品に加え、トークイベントやワークショップも。
この企画展の一環として、ICCではWOW、plaplax、ライゾマティクス、takramによる「New Style New Artist—アーティストたちの新たな流儀」展も開催されます。

・東京ミッドタウンでは「DESIGN TOUCH 2016」が開催されます。「CURTAIN WALL THEATRE」や「Salone in Roppongi」といったイベントが逐次開催されます。

・神田周辺では「TRANS ARTS TOKYO 2016」が開催されます。街あるきを楽しみながら店舗やビルでさまざまな作品に触れることができます。


・21_21 DESIGN SIGHTでは「デザインの解剖展: 身近なものから世界を見る方法」がはじまります。身近な製品を「デザインの視点」で解剖し、各製品の成り立ちを徹底して検証する展覧会です。

・新宿の取り壊し予定のビルでChim↑Pomらによる「また明日も観てくれるかな? 〜So see you again tomorrow, too? 〜」が開催されます。Chim↑Pomの作品群は、会期終了後も撤去されず、ほぼ「全壊する展覧会」としてビルの建て壊しに合わせて破壊されるとか。

・銀座のクリエイションギャラリーG8では佐藤オオキさんの率いるnendoによる『UN-PRINTED MATERIAL_BY NENDO』がはじまります。

・上野の森美術館で開催中の「デトロイト美術館展」を追記しました。

・淺井裕介さん個展「胞子と水脈」アニッシュ・カプーア個展は今週で終了です!

 

※今週で終了の展覧会一覧※  

■チョーヒカル『SUPER FLASH GIRLS』 @ヴァニラ画廊(銀座)
■華道家 假屋崎省吾の世界 ― 千秋楽 ― @目黒雅叙園 百段階段(目黒)
■yang02『Examples』@CLEAR EDITION & GALLERY(六本木)
■淺井裕介「胞子と水脈」 @URANO(天王洲アイル)
■アニッシュ・カプーア個展 @SCAI THE BATHHOUSE(谷中)
■Welcome to the A W E S O M E M A N S I O N @山本現代(天王洲アイル)

 

※開催中の展覧会の感想※

・「オープン・スペース 2016 メディア・コンシャス」 展 @ICC(新宿) (Artue)

・宇宙と芸術展 @森美術館(六本木) 

・ダリ展 @国立新美術館 (Artue)
・クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス-さざめく亡霊たち @東京都庭園美術館 (Artue)    ・淺井裕介 胞子と水脈 @URANO (Artue)   ・空想脅威展 @東京シティビュースカイラウンジ      

○ 今週末行ける展覧会・イベント(2)【10/15(土)〜10/21(金)】(東京以外の関東)。

http://matome.naver.jp/odai/2143575239370754701 

 

柳 幸典~ワンダリング・ポジション @BankART Studio NYK

※今週のトピック※

・今週から横浜のBankART STUDIO NYKで 柳幸典『ワンダリング・ポジション』がはじまります。大型作品がBankArt全館を使って展開されるそうです。

・笠間のギャラリー桜林の「Seeing the Unseen」を追記しました。ミヅマアートギャラリーの三潴末雄さんが選んだ8人のアーティストにフォーカスした展覧会です。

 

※開催中の展覧会の感想※ ・海も、山も、芸術も!ぜんぶ楽しみたい茨城県北芸術祭 2016 ① ー海編(北側)ー海も、山も、芸術も!ぜんぶ楽しみたい茨城県北芸術祭 2016 ② ー山編ー海も、山も、芸術も!ぜんぶ楽しみたい茨城県北芸術祭 2016 ③ ー海編(南側)ー

・チームラボ 小さき無限に咲く花の、かそけき今を思うなりけり デジタルテクノロジーによる日本画再興の試み @茨城県天心記念五浦美術館 (Artue) 

 ・鉄道美術館 @岡本太郎美術館   ・若冲と蕪村 江戸時代の画家たち @岡田美術館 (Artue)

 

 

***今週も素敵な週末がすごせますように♪***

 

しゃぼん玉で風景が一変!「大巻伸嗣 Memorial Rebirth 千住 2016 青葉」。

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北千住で行われた「大巻伸嗣 Memorial Rebirth 千住 2016 青葉」に行ってきました。

Memorial Rebirth とは、アーティスト・大巻伸嗣さんによる”無数のシャボン玉で見慣れた景色を変貌させるアートパフォーマンス”です。北千住の地区では、地元のボランティアの方々とともに、2013年から年に1回開催されているそうです。

 

今年の会場は千寿青葉中学校。校門の「今日の給食」なんて看板に今回のチラシが貼られていました。

会場となる中学校の校庭。校庭の真ん中に、シャボン玉装置が積み上げられています。
地元の名物「ねぎま鍋」などの屋台が出ていたり、ミニ写真展も行われていました。

この白線ひくやつって何年ぶりにみたかな…?懐かしい…

今年のあいちトリエンナーレで3つの作品も展示されているアーティスト・大巻伸嗣さんからのご挨拶でスタート。

白い装置から、すこしずつシャボン玉がでてきます。
(装置が乗せられている机が、またなんとも懐かしい感じ…) 

「Memorial Rebirth」、昼の部はオリジナル盆踊りの「しゃぼんおどり」。
しゃぼんだまを中心に、生演奏&生歌に合わせてみんなで踊ります。

 

もう秋だけど、浴衣の子もいっぱいいて可愛かったです。

わたしもはじめは写真を撮っていましたが、途中からは輪に入って一緒に踊りました。
やっぱり一緒に踊ったほうが楽しいですね^_^

お立ち台でお手本に踊ってくださっている方がいらっしゃるので、はじめてでも見よう見まねで一緒に踊れるのが嬉しいです。

 

しゃぼんおどりの後には、シャボン玉大放出!

子どもたちがみんな装置に駆け寄ってました。
みてるだけでも楽しいけど、やっぱり近づいて触りたくなりますよね*^_^*

 

 

そして、18時からは夜の部。

今の時期だと、18時でも薄暗いですね。

 

今年の夜の部は、 シャボン玉とコンテンポラリーダンスの共演!

光の演出と風によって、刻々と表情を変えていくシャボン玉を背景に、2人のダンサーによるダンスが進められていきます。

暗い校庭の中で、影として浮かび上がって見えるなめらかな身体の動きが美しかったです。

音楽も生演奏。スチールパンの柔らかい音が校庭に響きます。

舞台を見に行こうとすると少し敷居が高く感じられるコンテンポラリーダンスですが、学校の校庭という会場と、シャボン玉の演出の中で気負わずに楽しめるというのは嬉しいですね。

ストーリーはわかりませんでしたが、ゆるやかに色や飛ぶ方向を変えていくシャボン玉と、ダンサーさんのなめらかな動きがぴったりと合った素敵なダンスでした。

 

そして、夜の部も最後はシャボン玉大放出!

ライティングや夜景の効果も加わり、昼とはまた違った幻想的な雰囲気になりました。

 やっぱり、大人もこどもも思わず手を伸ばしちゃいますね。

 

今年も、昼と夜とで表情が違う素敵なイベントでした。来年もまた見られるといいなぁ。 

 

 

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■DATA

大巻伸嗣 Memorial Rebirth 千住 2016 青葉

日時:平成28年10月9日(日) ※小雨決行、雨天時内容変更 
※雨天の場合は、雨具(雨合羽)を持参下さい。
昼の部15:00~/夜の部18:00~(各回30分程度)
会場:千寿青葉中学校(東京都足立区千住宮元町27-6)
料金:無料(申込不要)
出演:くるくるチャーミー[大⻄健太郎、富塚絵美、松岡美弥子]、桔梗みすず、町田良夫、栗原荘平、音まちビッグバンド ほか

 

 

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